リアル消えた年金

2010年09月11日 13:17

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もう数ヶ月も前になる。
ねんきん特別便というもの妻宛に届いた。

その内容が、1ヶ月間年金が未納になっているという事だったので、それについては督促状がきたので支払ったと記憶している旨、返信したところ、先日回答がきた。

「調査しましたがそのような記録は見つかりませんでした」ということだった。

納得できなかったため静岡市にある“年金機構”にいって説明をしてもらうことにした。

以下はその時繰り広げられたリアル問答である。

まず建物の中に入ると受付の女性がいた。
「今日はどのようなご要件ですか?」と問うので、かくかくしかじかと要件を述べると、この用紙に記入して欲しいいう。
氏名住所等の記入欄がある。
「本人様ですか?」と問うので、「代理人です」と回答すると、本人氏名住所欄の下の、来訪者の氏名住所欄にも記入をして欲しい人のこと。

「2階に窓口と記入できる場所がるのでどうぞ」ということで2階に上がった。

2階の記帳台で記入をすませ、それらしい表示が出ている部屋に行くと、2つの席があり、相談員が座っている。
片方は女性の相談員ですでに相談者を対応していたので、もうひとつの男性の方に向かった。

「こちらでよろしいでしょうか」と先程書いた用紙を渡すと、「本人ですか」と聞く。
(本人じゃねーから下の欄にも記入してんだろ)と思ったが、とりあえず「違います。代理です」と答えた。

相談員(以下相)「委任状はありますか?」

は?委任状?そんなもんねーし。
「ありません」

「それでは受付することはできません」

はああ?
「なんでですか?」

「プライバシーの問題もありますし、例え親族でも委任状がないと受け付けできません」

「そんなこと下の受付でも言われなかったし、おくられてきた回答書にどこにも書いてないじゃん」

「お問い合わせ頂ければお答えしましたが」

「なんでこっちがそんなことしなきゃならないんですか?だいたいプライバシーってここに(持参した回答書 過去の勤め先や扶養になっているか否か等全部載っている)全部書いてあってそれを持って来ているんだからプライバシーもなにもないだろ」

「ここ(最初に記入した用紙の代理人がきた理由の欄)には、委任状を書けない理由を書くところなんです」

「委任状が書けないって、文字すら書けない人ってこと?」

「それはこちらで判断することではありません」

はああ?
私「あっそう、じゃあ書けません

「わかりました」

(それでいいのかよ)

「それでどういうご要件ですか」

「この期間1ヶ月が未納となっているんです。本人は督促状が来て払ったと言っています」

「この件はすでに問い合わせをして、回答が出ているんですよね?それではそれ以上のことはここでは出ませんよ」

(じゃあ貴様はなんだ)
「督促状が出て払ったと言っているんですが、この場合(下旬に前職を退職、次月上旬に転職、それ以前はすべて厚生年金)国民年金の督促状はでますか?」

「それが知りたいんですか?」

(それだけじゃねーけど)
「それがわかればそっちの間違いなのか、記憶違いなのかわかるだろ」
(督促状が出てないとしたら、それはそれで問題だが)

「少々お待ちください」

相談員は裏に引っ込んでいった。
裏と言ってもカーテンを隔てた向こうなので、相談員と上司?の会話が丸聞こえ。

「こんなこと言ってきてるんですが」→「あーこれはこうだよ」(ぞんざいな言い方)みたいな会話をずっと聞かされ、イライラ。

「おまたせしました。ここではこれ以上の回答はできませんので、第三者委員会というものがありますからそちらに提起してください。下の国民年金課が担当になりますので行きましょう」

(なにいってんだこいつ、これ以上の回答って何もいってねーじゃん。)

そのとき隣で対応していた女性の相談員が手が空いていたみたいで、“第三者委員会”という声を聞いて、
「第三者委員会でしたら担当を呼んできますので、こちらでお待ちください」
と、声をかけてくれた。

しかし、やつはそれを手で制して
「あなたは黙っててください」

「さあ、下に行きましょう」

「督促状の件はどうなりました?」

「それはわかりません」

(わかりませんって…)

「下へ行きましょう」(追い立てるようにいう)

「お見せした書類、3通あったんですが2通しかないんですが?」

「えっ、これとこれしかないですよ」

「いえ3通でした」

相談員は裏へ探しに行った。
隣の女性の相談員が「本当にすみません。すみません」と何度も謝ってくれるが…

「ありませんでしたが、2通ではないですか?」

「あっそう、別にいいけどさ」(大して重要なものではなかった実際それは)

「じゃあ下へ行きましょう」

また女性の相談員がなんとかとりなそうと、うろうろしていたのでしばらく黙っていると

「言ってる意味わかりませんか?」

さすがの私もキレた。
「そんなことわからないわけ無いだろう!失礼な!」

「…」

「で、どうすりゃいいんだ、さっさと案内しろよ」
(女性の相談員が何度も頭を下げているのが眼に入る)

1階に移って席に座っていると、やつが別の職員と話している。
こちらは聞こえない。

「お待たせしました。第三者委員会の事については彼が説明しますので」
(と自分は席を外そうとする)

「あなたお名前は?」

「私は〇〇△△です」
(首から下げているネームプレートを目の前に押し付けてくる。いちいちうざい。ノートにしっかりと名前を書き込む)

相談員は2階に去った。

職員が第三者委員会への申し出の仕方について細かく説明してくれている。
ふと、眼を向けるとお客様の声みたいなのを書く紙が置いてあった。
早速とってこれまでの顛末を担当者実名入りで記入してやったw

第三者委員会の説明も終わったので、本来の目的である質問をこの職員にしてみた。

「この場合督促状はでますか?」

職員(以下職)「このケースですと、督促状は出ていないと思います…」

「なぜ出ないんですか?」

「国民年金と厚生年金が統合されたのが平成9年なので、それ以前は …(細かいので省略)…」

「こんな短い前職と次の職の間の期間でも国民年金の手続きをとらなければいけないなんて一般的に認知されていないですよね?」

「確かにそうですね。申し訳ありません」

「2階で督促状が出ているか否かを聞いただけでここに連れてこられたんですけど(苦笑)」

「えっ?そうなんですか?」(まじで驚いた顔)「ちゃんと説明して理解してもらえないのでお連れしたと言ってたんですが…」

「最初からこんな風に説明してもらえばこんなことにはならないのにね。あの人どうにかした方がいいですよ。トラブルばかり起こしますよ」

職(困った顔)

その他にもいくつか質問したがここでは割愛。
“お客様の声”を出口近くの指定のポストみたいのに入れて帰ってきた。

意見としても書いたが、多くの人は不信感を持って訪れているのだ。
なぜ誠意の欠片も感じられない対応しかできないのか?

巷で話題になった年金未納問題は、国民の老後のために預かったお金を管理しているという意識の無さから来ているように思うし、そのような意識だから、このような対応になるのだと。

女性の相談員と最後の職員に救われた思いだが、あの相談員は決して許さない。

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コメント

  1. 慶次郎 | URL | kU3g/2a6

    Re: リアル消えた年金

    酷いものですが、仕事の内容も説明も出来な様なのが居ますよ。どうしてこんなのがここに居るのかと感じる事も有りますが、全てのレベルが低下している。基本的には教育ですね。
    一貫した物事には耐えられない、ほんの一部しか理解できない頭脳構造になる様に教科書も内容も単純化して居る。

  2. 774 | URL | mQop/nM.

    Re: リアル消えた年金

    驚きました。でも、こういう公務員いるってことですよね。
    こういう対応があったということを監督者は容認し続けるのだろうか?

  3. グリッティ | URL | l7H4TccY

    皆様コメントありがとうございます

    慶次郎様
    >どうしてこんなのがここに居るのかと感じる事も有りますが

    めっちゃそう思いましたよ(笑)


    774様
    公務員ではないんですがね。日本年金機構は公益法人なので。

    >こういう対応があったということを監督者は容認し続けるのだろうか?

    どうなんでしょうね。今のところ意見の返事はないです(笑)

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