政権交代で五月晴れ

2010年04月22日 12:53

以下朝日新聞より引用

徳之島対応、官邸バラバラ 首相事前了解なく平野氏指示

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、滝野欣弥(きんや)官房副長官が移設候補地の鹿児島県・徳之島の3町長にかけた電話は、鳩山由紀夫首相の事前の了解を得ていなかった。指示をしたのは平野博文官房長官。政権の命運をかける課題の成否を握る地元の説得なのに、首相周辺の意思統一さえできていない。政権の迷走ぶりは末期的だ。

 「心を一つにして頑張ろうと誓い合っている」

 21日の党首討論で、鳩山首相は、普天間問題に関係閣僚が一枚岩で取り組んでいると強調した。

 しかし内実は違う。20日夜、事務担当の滝野官房副長官が徳之島の3町長に対し、平野氏との会談を電話で申し入れた件について記者団に問われた際、首相は「どのような思いで滝野副長官が電話したか分からない。副長官に聞いてほしい」と素っ気なかった。「沖縄県外への普天間移設」にこだわる首相だが、この日の徳之島への打診について事前に知らされていなかったという。

 3町長への打診は、平野氏が滝野氏に指示し、ひそかに進めていた。首相官邸の高官の一人は「(徳之島との接触は)報道で知った」と語ったほどだ。

 だが、滝野氏からの接触については徳之島側がすぐさま記者団に発表し、あっさりと明るみに出た。大久保明・伊仙町長は「(18日に徳之島で開かれた反対集会が)島民の決定的な民意。覆ることはない」と述べ、申し入れを拒否したことを明らかにした。

 電話が暴露されてしまったことを受けて、平野氏は20日夕、滝野氏に「(徳之島側に)話したことを記者に説明するように」と指示。滝野氏は記者団に「首相には、(徳之島の首長に)電話をした後に報告した」と、首相へは事後報告だったことを説明した。平野氏は21日の記者会見で、「18日の島民集会の状況について聞かせて頂きたいというのが(電話の)趣旨。いちいち首相にあげるテーマではない」と、首相と調整していなかった理由を説明した。

 平野氏の独自行動はこれが初めてではない。3月上旬には、ルース駐日米大使と秘密裏に東京都内で会い、後から首相に釈明した前例がある。平野氏が情報を囲い込むのは、政府案が決まらないうちに候補地名が表に出れば、案がつぶれるとの懸念があるからと見られる。

 ただこうした平野氏の姿勢は、移設候補地の不信感を高めているのが実態だ。徳之島の大久保・伊仙町長は21日、朝日新聞記者に「平野さんは3月に官邸で会った際には、徳之島への移設案は初耳といった話をしており、不誠実だ。そんな人には会うことはできない」と怒りをあらわにした。

 「いま、大変厳しい天気かも知れないが、必ず5月末までに五月晴れにしたい」。21日、首相官邸で記者団にそう語った首相には孤立感さえ漂っていた。(内田晃)

以上引用終り

なんかマスコミのせいで情報が漏れて、徳之島の反対運動が高まってしまった、みたいなこと抜かしてたけど、身内がバラしてんじゃん。

参照 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100420/plc1004202012026-n4.htm 産経新聞より

「正式に私どもの考え方とまとめる前に一部情報が必ずしも正確でない形で伝わると、そのことによって先方にご迷惑がかかってしまう。そして、いたずらに反対運動が強くなってしまうと。それが今回の結果だと思います。まだ私どもは決めていない段階です。すなわち、決めていない、何も本来ならばメッセージというものを出すべきときでないときに必ずしもそのような状況にならないということは私にとって、これは不徳の致すところかもしれません。しかし、事実がそのまま伝わるならある程度仕方のないことかもしれませんが、必ずしも事実でないことが大きく喧伝されてしまう。その結果、本来ならば、たとえばもっとスムーズにいくものスムーズにいかないということは大変残念なことでございます



滝野氏からの接触については徳之島側がすぐさま記者団に発表し、あっさりと明るみに出た。

思いっきり電話して、思いっきりバラされてますけどw
今の状況じゃあ、マスコミ話されるの簡単に予見できると思うんだけど、一体何やってんだかw
こういう情報のコントロールができてないから話がこじれるんだろうが!

「平野さんは3月に官邸で会った際には、徳之島への移設案は初耳といった話をしており、不誠実だ。そんな人には会うことはできない」と怒りをあらわにした。

徳之島の人々が反対に回ったのは、基地自体のこともあるだろうけど、なによりこのように筋道を通さない政府の姿勢にあるんだよ!
ちゃんと段取りを踏まなきゃ、頷けることだって頷けなくなるのは人間心理の機微。
政治以前の問題だよ。

「いま、大変厳しい天気かも知れないが、必ず5月末までに五月晴れにしたい」。

お前ら選挙前によく言ってたな、政権交代すれば景気でも財政赤字でも大抵の問題が解決できると。
その時はまったくそうは思わなかったが今は思う。
“五月晴れ”は政権交代でのみ実現できるとな。

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コメント

  1. 慶次郎 | URL | kU3g/2a6

    Re: 政権交代で五月晴れ

    本当に「幼い」日本で有ろうが何処で有ろうが「根回し」と言う事前協議は有ってしかるべきを、幼児の様に始めから正面から突撃、バカだなあと言われるのが当たり前。
    小沢氏の様に国から選挙資金を作りだす事を考え、裏でも献金OKの人、正面から「企業献金禁止」と言って迂回献金は組合から貰える道を作って置く「旧社会党」の連中の方が大人としては賢いと思いますよ。

  2. グリッティ | URL | l7H4TccY

    慶次郎様

    コメントありがとうございます。

    生徒会レベルですよ。
    ほんと旧社会党はある意味政治家でしたね。

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