2017年11月12日 07:51

以上引用終わり「勝者総取り」はおかしい 東京新聞
選挙制度がおかしい。今回の総選挙でまたしても小選挙区比例代表並立制の問題が表れたと思う。自民党の小選挙区での得票率は約48%なのに、議席の占有率は約74%にも上るからだ。二〇一四年の総選挙でも同じで、自民の得票率は約48%で議席は約75%だった。
「勝者総取り」の仕組みであることが歴然としている。民意を正しく反映してはいないのは明らかだ。死票を大量に生み出す点も問題だ。落選者へ投じた民意がごみ箱に捨てられるのと同然である。
興味深いのは郵政選挙のときだ。小泉純一郎首相時代の〇五年である。小選挙区で与党の自民党と公明党の得票率が約49%だった。少数派のはずだ。「それ以外」の政党が約51%であるから…。ところが自民と公明の議席数は何と約75%を得ているのである。
少数派が多数派に逆転している。その変換装置がこの選挙制度だったといえる。こんな仕組みを続けていて、民主主義が正しく機能できるのか。はなはだ疑問である。
民意を正しく反映する選挙制度は、比例代表制なのではないか。なぜなら民意は多様である。それぞれの民意を代表する政党に投じられた票を正しく議席数に反映できる唯一の方法だからだ。死票も出ない。
現行制度が導入されてからもう二十一年たった。問題点も明らかだ。選挙制度の議論を始めるべきだと考える。 (桐山桂一)
今の選挙制度に変えたのはなぜか?
現行制度の前は中選挙区制で、中小の政党が乱立する状態だった。
この制度を続けていては、隠然たる組織力と支持をもつ自民党を上回ることは困難であるとされ、事実政権交代は自由党と日本民主党の「保守合同」以来54年間一度も発生していなかった。
この政権交代の無さが、政治腐敗の原因とされ、政権交代を起こすためには政権選択の選挙にするためにも、与党と野党が対決し二者一択の選挙制度にする必要があるとされたのだ。
その政治改革といわれた活動の結果がいまの選挙制度である。
そしてその制度の意思が示されたのが、民主党政権の誕生の選挙であろう。
なぜか郵政選挙が例に挙げられているが、この制度の象徴的な選挙結果はあの選挙と考えるのが普通だ。
もちろん指摘しているように死票が多いことはわかっている。
しかし、それを考慮しても政権選択のできる選挙制度が良いと行ったのはほかならぬマスコミだろう。
いざ思い通りの結果がでないから制度がおかしいと言うのは甚だ滑稽。
実際、この記事の言う比例代表のみというのもひとつの案ではあるが、結果は中選挙区の時以上の中小政党の乱立となりやすい。
多数党の連立とならざるを得ない可能性が高く。結果ものの決まらないねじれ国会のときのような、ぐだぐだした国会と政権ができる可能性が高い。
それでも比較第一党は自民党だろうけど。
安倍政権に是非はあろうとも、強力な基盤をもった政権が、長く国政を担うメリットに日本の多くの人が浴している事実は間違いない。
どの党が政権を担おうとその意味は変わらない。
多様な民意といやらは汲み取られ実行されなければ、それこそ”死票”なのだ。
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