2014年12月15日 20:45

今回の総選挙自公圧勝とも言えるが、現状維持とも言える。
そういう意味では安部総理はやや不満だったろう。
少なくとも現有議席を超えてはおきたかったところだったに違いない。
彼らに見せつけるために。
安部総理が戦っていたもの、それは体たらくな民主党でも、四分五裂した第三極でもなく、消費増税を目論んでいた財務省とその取り巻きであった。
消費税を8%から10%へ、その財務省の目論見が、日本経済にとって極めて危険な計画となっていったのは、経済指標が示していた。
→ 4~6月期の実質GDP、年率7.1%減に下方修正 日経
→ 7-9月GDPは2期連続マイナス成長、1.6%減-予想と逆行 ブルームバーグ
2四半期連続のマイナス成長となり、10%どころか8%に上げたことすら失敗だったと言っていい状況に陥っていたのだ。
せっかくの金融緩和により株価上昇という成果が消し飛び、再びデフレの闇に落ち込もうとしているとば口まで来ていたのだ。
しかしながら、財務省も自民との多くの政治家も10%への既定路線を突き進もうとしていた。
→ 麻生財務相が消費税判断を明言、「予定通り上げたほうが良い」 ロイター
この流れを断ち切るには、総選挙に打って出て国民の信任を眼前に晒し、黙らせる必要があったのだ。
このカケに安部総理はほぼ勝利したと言っていいだろう。
国民の負託を背に自身の政策を実行することができる環境は維持できた。
惜しむらくは、議席数を増やせなかったこと、この一穴が堤を壊さないように細心の注意を払わなくてはいけない。
「自民党は勝ってはいない」このような報道が出始めたら要注意だ。
来年は勝負の一年になる。安部総理には経済成長が軌道に乗るところまで、邁進してもらいたい。
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