2014年04月20日 21:43
多くの高校生が死者・行方不明者の中に含まれていると言う事に一層心が痛みます。
今回の事件は、事故そのものはもちろんですが、その経緯があまりにも酷く、耳を疑いたくなるような話ばかりでした。
心に留めておくためにも、ここにまとめておきたいと思います。
◆ 真っ先に逃げた船長・乗務員
経歴20年のベテラン船長=「一般市民」と偽り脱出-イ容疑者 時事通信
カーディガン姿で船から逃げたイ容疑者は、韓国紙によると、「一般市民」と偽り、救助船に乗り込んだ。その後、助けられた乗客らの中に身を潜め、救助活動に協力することもなかった。病院ではぬれた紙幣をベッドに並べて乾かすなど、無神経な振る舞いで、国民の怒りを買っている。

※ 逃げる船長の様子
旅客船沈没:船長と乗組員、真っ先に脱出 朝鮮日報
事故発生当時、セウォル号には船長のほか、1等航海士2人、2等航海士と3等航海士各1人、操舵(そうだ)手3人、甲板長と機関長各1人など、約30人の乗組員が乗っていたが、沈没する瞬間まで船内で案内放送を続けた末に遺体で発見されたパク・チヨンさん(22)を除き、救助されていたことが分かった。
船と運命を共にしろとは言わないが、客より先に逃げるなんて酷過ぎる…
直接比較出来るものではないが、明治期日本の潜水艦沈没の逸話を紹介しておこう。
→ 世界で最も尊敬される日本人潜水艇長 2012年05月04日
◆ 嘘、うそ、ウソ
「愛してる」「また会おう」、沈没する韓国船から届いた生徒らの声 AFP
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韓国客船沈没:生存装い偽メール多数 毎日新聞
客船事故悪用の詐欺横行=「金出せば救出」-韓国 時事通信
民間潜水業者の関係者と名乗る人物が行方不明者家族に接近し、「1億ウォン(約990万円)を出せば子供たちを船から救い出す」と誘う事例があったという。
民間のダイバーを自称する女性がテレビでこんな発言をした。
「外側から客室のなかの音がした。生存者がいるはず」
船内に残された人々がどのような状態にあるのか、まったく把握できていないなか、この報道は被害者家族だけでなく国中に希望をもたらした。続けて彼女は、「多くのダイバーが駆けつけたが協力させてもらえてない」「当局関係者に『適当に時間をつぶして帰れ』と言われた」と当局の対応のまずさについて発言。

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東京BREAKING NEWSじつはこの民間ダイバーを自称するホン・ガヘという女性、業界の一部で「うそつき」として有名だったのだ。彼女はダイバーでもなんでもなく、もちろん発言内容もまったくのデタラメだった。
人間のやることなのか…
◆ 混乱する当局
海洋警察に騙された!乗客家族ら激怒、「船に酸素注入はウソだった」―台湾メディア livedoorニュース
海洋警察、クレーン要請を船会社に押しつけ…事故12時間後に出発 中央日報
沈没したセウォル号の生存者救出にとって重要な海上クレーンが、事故発生12時間後に遅れて出発していたことが確認された。「クレーン使用料負担」をめぐって、救助を最優先にすべき海洋警察庁が事故を起こした船会社側にクレーン要請を押し付けている間に出動が遅れた。
国民を怒らせた政府の未熟な事故処理 中央日報
16日午後2時のブリーフィングで李次官は「368人が救助された」と発表した。しかし1次集計を担当する海洋警察が後に「368人救助は集計錯誤」と伝え、状況が変わった。李次官は午後4時30分のブリーフィングで「368人でなく164人が救助された」と訂正した。
当局は一体何をやっているのか…
とりあえず韓国人は各々の部署で自らの責任を果たすことから始めた方が良い。
悲劇を繰り返さぬために。
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