北の赤虫 北海道新聞

2014年03月07日 09:55

裸虫の腹の虫 北海道新聞

暦の上ではきょうは「啓蟄(けいちつ)」。地中に縮こまっていた虫が、ことごとく「蠢(うごめ)く」ころ―。そういわれても、虫たちだって、字のごとく頭上に「春」を頂いてこそ、ウゴメクことができるというもの。北国の頑固に凍った雪に押さえつけられていては、身動きするのも大変だろう

▼「虫」といえば昆虫やミミズなどを連想するが、動物の総称でもあるそう。ものの本によると、蛇や魚は「鱗虫」、鳥類は「羽虫」、獣は「毛虫」、亀などは「甲虫」

▼その分類に従えば、われら人類は「裸虫」。空を飛ぶ羽も暖かな毛皮も身を守る甲羅もない「ハダカムシ」と呼ばれると、何だか急に心細くなってくる

▼生き物の枠を超え、思想や世相まで「虫」にしてしまったのが、詩人辻まこと。箴言(しんげん)集「虫類図譜」は<【愛国心】悪質きわまる虫。文化水準の低い国ほどこの虫の罹患(りかん)者が多い。【防衛】この甲虫は恐怖からわいた。自己不信の対象転置がこの不潔な生物の発生原因>―と説く。辛口の風刺は、この虫たちに取りつかれている国のリーダーにこそ読んでほしい

▼辻はまた、<(愛国心は)潜伏期間が長いものなので、発作が見られないと罹患の事実は解らない>とも書いた。日本を取り戻したい首相が再び政権の座について以来、列島では、この虫の蠢きが目に余る

「子どもたちにまで感染させるな」―。わが腹の中の虫は治まることを知らない。2014・3・6

以上引用終わり

これはひどい。

これまで蠢いてきたのはお前ら赤い虫だろうが!

【自虐史観】自ら喰われることに快感を覚える気持ちの悪い虫。異常な繁殖力で仲間を増やす。

【きゅーじょー】この裸虫はお花畑から産まれた。極めて脆弱な皮膚しか持っていないが、なぜか誰も攻撃してこないと決め込んでいる、吹けば飛ぶような虫。

「子供たちを感染させるな」教育現場での徹底した赤虫の除去が必要である。


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