2013年12月15日 14:47

以上引用終わり日・ASEAN―価値観外交はどこへ 朝日新聞社説
東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本が協力交流を始めてから今年で40周年になる。
日本政府は10カ国の首脳らを東京に招き、2兆円規模の開発援助の供与を表明。平和と安定、繁栄などのパートナーシップを誓う共同声明を発表した。
安倍首相は就任後1年間、ASEAN外交に力を入れてきた。10カ国すべてを訪れ、今回の会議はその総仕上げという。
成長著しい東南アジアの活力を日本経済に取り込みたい。中国の影響力の広がりに歯止めもかけたい。そうした思いが安倍政権を駆り立てているようだ。
だが、安倍政権が外交看板に掲げる人権や民主主義など「普遍的な価値」を広める意気込みは伝わってこない。
中国との対抗心にはやるあまり、民主化や人権などの原則がおろそかになっていないか。
首相は今年1月、対ASEAN外交の5原則を発表した。1977年に福田赳夫元首相が「軍事大国にならない」と誓った「福田ドクトリン」以来の外交方針との触れこみだった。
安倍ドクトリンの第1の原則は「自由や民主主義、基本的人権など普遍的な価値の定着と拡大に努力する」である。
発展段階も宗教、言語、民族も異なる多様な国々が集まるASEANには、一党独裁もあれば、政権交代を経験しない国もある。自由や人権に重きをおく国が多いとはいえない。
そうした国々に「普遍的な価値」を説くには信念がいる。相手にとっては耳の痛い苦言であることが多いためだ。
日本と開発援助を競い、通商面のライバルとなっている中国が、そうした価値観で相手国に注文をつけることはない。だから、中国との競争を考えれば、なおさら言いにくいということではないのか。
安倍首相は今回の会議では、中国を念頭に海や空での法の支配を訴えた。一方、この会議でも、これまでの外遊でも、人権の尊重や民主化を積極的に促す発言をした様子はみえない。
各国首脳との会談で、それぞれの国の状況を踏まえ、具体的に語るべきことはあるはずだ。
例えば、反政府勢力が官庁を占拠するタイの状況をどうみるか。総選挙後のカンボジアの民主主義は前進しているのか。
黙っていては「普遍的な価値」は拡大せず、中国に対抗するだけの決まり文句にすぎないと受け止められるだろう。
狭量な利益外交にばかり傾斜すれば、逆に、日本は本当にそうした価値観を尊重する国なのか疑われかねない。
難癖だな。
中国が利益外交を展開。
日本も中国に対抗して、民主主義や人権などの価値観外交をなおざりにして、利益外交に傾斜しているって批判だけどさ、
その民主的な価値観って言うのは国際社会でも同様に重要なんだよ。
中国が近隣諸国相手になにをしてるかって言ったら、国際秩序無視の国際法を自分の良いように解釈したごり押しだぜ?
国内の民主主義や人権も大事だけど、それだけ守っていても外から民主的じゃない国に侵略されたら意味ないんだよ。
今焦眉の急は、そういう中国に対してどう対応するかってこと。
だから安倍総理はASEANとの連携を最重要視して、真っ先にしかも全ての国を訪問したんだよ。
タイヤカンボジアの国内問題はそこまで緊急じゃないし、深刻でもない。
棒を振り回して殴ろうとしている隣人がいるのに、風邪気味なら葛根湯を飲むように勧めろって朝日は言っているようなもの。
こんな難癖で安倍外交の足を止めようとするのは、中国のご意向で記事書いていると言われてもしょうがないよ。
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