2013年08月21日 12:59
以上引用終わり牧太郎の大きな声では言えないが…:「マスゴミ」 毎日新聞
高度成長の1960年代、田宮二郎主演の大映映画“犬シリーズ”がヒットした。「宿無し犬」「喧嘩(けんか)犬」「ごろつき犬」……と全9作。すべて見た。
田宮が演ずる「女より拳銃が好きな殺し屋」鴨井大介が、悪党どもをバンバーンと撃ち殺し、最後は刑務所行き……。たわいの無いストーリーだが、田宮がカーク・ダグラスが映画「星のない男」で見せた「華麗なガンスピン(銃回し)」を披露して、話題になった。
ヒットの秘密は……田宮のニヒルで、でも、妙に明るいキャラ。それに勧善懲悪の筋書き。今、話題の高視聴率ドラマ「半沢直樹」に通じるものがあった。
第7作の「野良犬」(1966年)。理不尽な記者連中を前に、主人公・鴨井大介が「お前らマスコミやない、マスゴミや!」と激怒するシーンがあった。
マスゴミ?
「マスコミ」と「ゴミ」を掛け合わせた蔑称。正義のヒットマンにとって、記者連中は「ゴミ以下の存在」という設定だった。
フィクションと知りながらも、当時、大学の新聞学科に在籍、記者志望だった僕には「マスゴミ」はちょっぴり刺激的なセリフだった。
ご存じだと思うが、ここ数年「マスゴミ」は、新聞、テレビをネットで批判する人が好んで使う「ネットスラング」になっている。
ネット時代で市民権を得た「新しい言葉」と思うが、40年以上前の活劇に「マスゴミ」というセリフを使ったのは誰? その意図は? 興味がある。
“犬シリーズ”の原案・脚色は人気番組「11PM」の司会も務めた直木賞作家、藤本義一さん。テレビの舞台裏を知る彼の造語だったのか?
あるいは、当時から「マスゴミ」はテレビ業界の隠語だったのか?
僕にとっては嫌な言葉だが……「これはゴミじゃないか!」とつい思いたくなることもないではない。
空港で、自宅前で、楽屋口で、渦中の人物を取り囲み「マスコミの人々」が次々に投げかける、あの言葉。
「ひとこと、お願いできませんかーっ?」
相手が答えるわけもないのに……このバカ質問に僕は「マスゴミの悲哀」を感じてならないのだ。(専門編集委員)
この恐るべきズレっぷり。
まさに「マスゴミ」
語源やルーツ、「マスコミの悲哀」なんてどうでもいいんだよ。
ゴミのような価値しかないと思われている現状について語れよ。
問題をぼかすようなコラム載せてたら、
「カスゴミ」に名前が変わるぞw
もう変わってるかw

野良犬 [VHS]
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