大新聞朝日様の社説

2012年11月10日 16:00

オバマと日本―東アジアで共同作業を 朝日新聞社説

オバマ大統領の再選で、国際協調路線の米外交が、さらに4年続くことになった。

 アジア・太平洋重視を打ち出し、「核なき世界」を訴えるオバマ外交の継続は、日本にとっても歓迎すべきことである。

 中国の台頭や北朝鮮の核・ミサイル問題で、東アジアは混迷を深めている。この地域に安定的な秩序をどう築くのか。

 次の4年間、日本からも主体的に米国に働きかけ、共同作業で取り組まねばならない。

 「米国は核兵器を使ったことがある唯一の核保有国として、行動する道義的責任がある」

 3年半前、オバマ氏のプラハ演説は、被爆国日本の心を揺さぶった。大統領が広島訪問に強い関心を寄せていることも、共感を呼んだ。

 これを手がかりにして、新たな日米関係のあり方を考えてはどうか。

 残念ながら、大国間の力学に阻まれ、「核なき世界」への歩みはきわめて遅い。広島訪問も希望の域を出ていない。2期目はぜひ実現してほしい。

 大統領の広島訪問は、新しい安全保障環境づくりを進める力強いメッセージになる。朝鮮半島の非核化や、中国の核軍縮もにらんだ緊張緩和を進めるてこにもなるだろう。

 そのためには何が必要か。

 領土や歴史をめぐり、日本が中国などと対立する状況が続けば、大統領の広島訪問は逆に近隣国を刺激しかねない。また、日米関係がぎくしゃくしていても、米国の歴史の傷にさわる被爆地を訪れるのは難しい。

 となると、日本がなすべきことは明らかだ。

 ひとつは、中国や韓国との緊張関係をしずめ、改善の道筋をみつけることだ。


 国際社会に日本の主張を訴えることは大切だが、この種の問題はまずは二国間で取り組むのが筋だ。日米安保に頼れば解決するものでもない。いかに困難でも、中韓との直接対話をつないでいくほかはない。

以下略

以上引用終わり

朝日新聞という大新聞様が書いた社説だから深い根拠があるのだろう。
わからない自分は頭が悪いに違いない。

領土や歴史をめぐり、日本が中国などと対立する状況が続けば、大統領の広島訪問は逆に近隣国を刺激しかねない。

???
なんでオバマ大統領が広島に来たら、近隣国を刺激するんだ?
何度読み返しても意味がわからない。

ひとつは、中国や韓国との緊張関係をしずめ、改善の道筋をみつけることだ。

緊張関係を鎮めるのはやぶさかではないが、それは日本の国益を踏まえてでなければならない。
国益を損なってまで、緊張関係を鎮める必要はない。

かつて麻生元首相が言った言葉

「これまで『友好第一』の外交が行われていた感がありますが,あくまで『国益あっての友好』であり,国益を損ねての友好はありえない」


これまで、国益を損ねてまで『友好第一』を優先してきた結果が、今の日中・日韓関係だと思えば、その意味が無いことがよく分かる。

となると、日本がなすべきことは明らかだ。

国益を優先した外交である。

オバマ大統領を広島に招くのも、日中日韓関係を改善するのも国益に沿っていればこそ。
上辺だけの友好のために国益を犠牲にする必要はない。

そして、「核なき世界」とやらを目指すとしても、それが国益に添っているか考えなければならない。

友好は良いことだとか、核がなくなることは無条件でいいことだとか、そういうお花畑的思考は、外交に持ち込むべきではないのだ。

それが、日本がなすべき本当の外交。
日本以外のすべての国が行なっている外交だ。

国際社会は利害で動いていることを忘れてはいけない。


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