震災の遺体を今も探し続けるボランティアダイバー

2012年09月16日 14:34

今も三陸の海に潜り、津波に流された遺体を探し続けている人達がいる。
特定非営利活動法人『DSP災害支援プロジェクト』の方々だ。

遺体が見つからない遺族の悲痛な思いに応える為、彼らは潜り続けている。


ボランティアダイバー

 今年6月。長面浦に沈む車を発見した。中に人の足が見えた。この地区に暮らす高齢の夫婦と分かった。車が引き揚げられ、娘が遺体と対面する場面に立ち会った。「2人一緒にいられたんだね」。ほっとしたように語り掛ける娘。まだ家族が見つからない人たちが集まり「ほんとに良かった」と声を掛けていた。

 「ありがとうございました」。娘から深く頭を下げられた。言葉が見つからなかったが、ほっとしたと同時に続けていかなければと強く思った。

東日本大震災:1年半 捜し続けるボランティアダイバー 毎日新聞

日本人にとって、遺体と言うのは、“その人そのもの”、なのである。
キリスト教世界では、魂を失った肉体は物質でしかないのだが、日本人は、魂と肉体は不可分のものとして捉えている。
だから、日本人は遺体にこだわるのだ。

御巣鷹山の日航機墜落の時、520人の犠牲者が生まれた。
多くの遺体が激しく損傷、断離していたが、それでも遺族は家族の遺体を探し求め、例え一片でも持ち帰りたいと願った。
それが遺族の心情なのである。

今回の東日本大震災で、多くの犠牲者が海に流された。
しかし、その海への国の捜査は不十分だった。

「実際に合同潜水捜索に立ち会った地元住民の話によれば、潜水捜索はたった2日間で正味2時間半にも満たなかったそうです。あまりに杜撰すぎます。長面浦はまさに、〝国から見捨てられた海〟なんです」

http://gendai.ismedia.jp/articles/print/32747 現代ビジネス

こうした中で、遺族の肉親を取り戻したい、という願いを受け止めて、彼らの活動は続けられているのである。
本当に頭が下がる。

大川小に通う二人の子供を亡くした鈴木義明さん(50)がその心中を語った。

「1年も経ってんだから、諦めたほうがいいのでは、という風潮が、辛いんです。『復興した』と心から言えるようになるんは、遺体が見つかってからのことでしょう・・・・・・」

http://gendai.ismedia.jp/articles/print/32747 現代ビジネス

あの日、止まってしまった「時」はまだ、動いていない。
震災はまだ終わってはいない。

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