黙祷すらしない大津市立中学

2012年07月13日 12:20

亡くなった生徒の父「騒動になって申し訳ない」 読売新聞

 男子生徒(当時13歳)が通っていた大津市立中学校は12日夜、緊急保護者会を開いた。

 出席した約700人の保護者から質問が相次ぎ、会は約3時間に及んだ。

 会は非公開で午後7時から始まり、亡くなった男子生徒の父親も出席した。

 出席者によると、校長らは一連の経緯などを報告。質疑応答に移ろうとした時、2年女子生徒の父親が「最初に黙とうすべきではないのか」と声を上げる場面があった。学校側は謝罪、全員が起立して黙とうした。

 亡くなった男子生徒の父親はマイクを握り、「こういう騒動になって申し訳なく思っております。なぜこういうことになったのか、真相が知りたかっただけです」などと声を詰まらせながら話した。

 保護者会の開催は昨年11月初めに「男子生徒へのいじめがあった」と伝えてから8か月ぶり。

(2012年7月13日07時40分 読売新聞)

以上引用終わり

何があって、それのどこが問題で、今後どうするのか、その経緯を説明するのが、緊急保護者会だろう。

その発端であり、痛ましくも命を絶たれた生徒に黙祷を捧げる、これは人間として当然のこと。

それを抜かしているということは、
学校側にとって、命を絶たれた生徒のことなどどうでもいい、とにかく責任を逃れたい、追求をかわしたい、としか考えていない証拠だ。

この保護者会もなにもかも、亡くなった生徒のために行なっているべきなのに、学校のために自己弁護をする機会となっているからそんなことになるのだ!

文部科学省と警察もようやく乗り出したようだから、すべてを詳らかにし、加害者、責任者の処分まで徹底的行うよう希望する。
それがこれからできる唯一の、亡くなった生徒への手向けだ。


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コメント

  1. クィーンズ | URL | Vz.mFFbU

    Re: 黙祷すらしない大津市立中学

    黙祷する心も大事だが、そんなことをほじくり返すより、もっと本質のところで議論できたのかどうか、そっちのほうが心配になるのだが、記事はそんなことには触れていなかった。記者には、黙祷しようと言い出す親、それを見落とす学校側、そんなことしか眼に入らなかったようで、残念でならない。何が議論されたか、そこを書くべきだったのに…。
    私なら、下のように問題提起し、それを議論してもらいたい。

    「子供を信じてあげたい」とは常套句のようによく使われる言葉だ。これを聞くたびにいつも「ちょっと待て」と思っていた。
    そもそも自分が中学生や高校生だった頃のことを思い出せば、親や教師に正直であろうとした覚えなどないのを思い出すではないか。思春期とはそんなものだろう。
    逆説的めくが「子供を正しく疑ってあげよう」としたほうがいいのではないか。「子供を信じたい」などは親だけの問題であって、子供の問題と何ら関係ない。しかし「子供を正しく疑う」は、子供に悪くなってもらいたくない願いがこもる。無理して出来のいい子にならなくてもいい。でも、反社会的な悪い子供になられることほど親にとって辛いものは無いだろう。だから正しく疑ってあげ、未然に最悪を避けるべく手立てを考えようとしなければならない。未成年の子供の人権など後回しでいいものだ。そんなことより何よりも先ず最悪を回避する知恵が必要なのだ。
    教師にも少しはこの姿勢があってほしいものだ。生徒に気に入られようとだけ考えるのではなく、生徒が悪くならないことを考えてあげようとすれば、信じるのではなく頭ごなしに疑ってあげてもいいほどだと思う。子供とは、親や教師が信じてくれれば、その油断にホッとするだけのこと。刹那、その場がしのげたことになるだけだ。執拗に疑ってあげることが、その子供に最悪を避けさせる端緒になるのではないか。
    だから、世の親に言いたい。子供を正しく疑うことに怯えてはいけない。これは警察が容疑者を疑う疑い方なんかではない。ここには親の子に対する愛情がこもるからだ。
    いじめは犯罪だ。子供も本来的には犯罪者になりたくはない。子供は親や教師の真摯な「疑い」による救いの手を待っているのだと思って勇気を持って欲しい。

  2. アジシオ次郎 | URL | -

    Re: 黙祷すらしない大津市立中学

     自分の保身の為には事なかれ・臭いものに蓋を取ることで責任から逃れようとする学校側のこの態度、謝罪は口だけ、実態究明にはしらを切って曖昧な姿勢に終始、これでは東電かAIJ、押尾学、さらには5年前に時津風部屋で起こった序の口力士暴行死事件の時の時津風親方(当時)か日本相撲協会と同類に見えてしょうがない。

     アンケート結果公表を! と言う保護者の意見についてこの校長は難色を示したが、典型的な「“臭いものには蓋”だな!!」って思いますよ。トップがこんな無責任では下の人間も腐敗するぜっての。いわゆる「腐ったミカン」だ。

     そんな無責任極まりない態度が、自分で自分の首を絞めていることを理解してないんでしょうね!! 下らぬ自己弁護など見ててみっともないし、呆れてものが言えない。恥の恥を知れ!!

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