『子供の為に』という建前

2012年01月31日 18:50

「全中学生に統一テスト」府立高の学区撤廃で 産経新聞

 大阪府と大阪市の府市統合本部で、府立高校の通学区を撤廃する方針を決めたことについて、橋下徹大阪市長は31日、「府内全域の中学生が参加する統一テストが必要になる」とする認識を示した。報道陣の取材に答えた。府市統合本部では、平成26年度から現在4学区ある府内の学区を撤廃する方針を示している。撤廃をめぐっては「中学校の進路指導などで現場が混乱する」「議論が不十分」とする意見もあがっていた。

 橋下市長は「受験はいままでと変わらないが、自分がどの学校にいけるか把握したうえで進路を決定しないといけない。今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう」と述べた。

以下略

以上引用終わり

いつの頃からか、徒競走に順位をつけないなんて話が出回っていた。
実際そういう学校は極稀で、ほとんどの学校は今でも順位をつけているそうだが。

今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう

ここでいう“建前”とは、2つの意味がある。

そのまま読めば、徒競走の順位のように、子供の為に、順位や序列をつけるのをやめる、というのは、実際にはつけられているのだから、建前でしょ?だからやめましょうよ、という話。

これはこれでそうだろう。
それ以上に重要な裏の意味として、

子供の為に、と言いながら、実は、子供たちが序列化されることによって、自分たち教師が、指導力の序列化をされるから、それが困るだけなのに、子供の為に、という“建前”をいうのはやめましょう、という意味。

「建前」は理想論である場合もある。
1つめのように。
それは、一定の意味があり、ある程度評価できることだ。

しかし、「建前」の裏に、エゴを紛れ込ませるから、こいつらはたちが悪いのだ。


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