西岡武夫議長死去…

2011年11月05日 13:07

西岡武夫参議院議長が亡くなられた。
→ 西岡武夫参院議長が死去 75歳 朝日新聞

議長というのは性質上、中立性を問われるものだが、西岡氏は舌鋒鋭く、自身が属している(議長に就任後は党籍を離れているが)民主党政権、特に菅内閣を批判していた。
これは非常に異例なことだったが、自身の命が旦夕に迫っていることをご自覚されていたのかもしれない。

政治家の有り様に非常に厳しい目をそそがれ、政治家本分の活動はもちろんのこと、立ち振る舞いにいたるまで、多くの苦言を呈されていた。
例えば、西岡議長はクールビズがラフだと最後まで賛同されなかった。
議場は神聖な場所だから、と。

そのような西岡議長にとって、議長の座にありながら政権を批判することは、ご自身の中でも好ましいこととは思っていなかったと思う。
それでもそれを振りきって果敢に提言されたのは、この一念があったからだ。

 東日本大震災後の現状、福島第1原発事故の恐るべき実態、そうして、日本の経済社会の現在と明日を考えれば、一刻の猶予もありません。

 このままでは、私たちは、被災地の皆さん、避難所生活で健康を損なわれた年(ねん)輩(ぱい)の皆さんに申し訳ない気持ちで一杯です。特に、乳幼児や学童、青少年の現在と未来に、顔向けができないのです。


 国会議員、特に民主党所属の議員各位の、決断を強く望みます。

 衆参国会議員の皆様には、昨年来、なぜ、これほどまでに、私が一貫して菅首相の退陣を求めたのか、どうかご理解ください。

国難に直面して、いま、民主党議員は何をなすべきか 産経新聞より

政治家が何に責任を負っているか。何をなすべきなのか。
その方策は数あれど、その目的は不変だ。

すべては日本と日本国民のため。

何万何十万票という国民の付託を受けて議席を占めていることが、日本という国の舵取りの一端を、重い重い一端を担っている、そのことを自覚している政治家はどれほどいるのだろうかと、疑問に思うことも少なくない。
そのような中で、西岡氏は、その、身にくいこむ重さを自覚し、しっかと支え応えようとした数少ない政治家だった。

また一人、本物の政治家が舞台を去った。
私は、道化や三文役者ばかりが愚にもつかない演技をする舞台の続きを見る気力をなくしかけている。
しかし、政治家もどきが舞台に立っているのは、すべて国民の責任だ。
西岡議長が最後まで議長を全うされたように、我々も国民の責任を全うしなければならない。

西岡武夫参議院議長のご逝去に際し、謹んでご冥福をお祈りいたします。
ありがとうございました。


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コメント

  1. アジシオ次郎 | URL | -

    Re: 西岡武夫議長死去…

     菅直人前総理を批判するなど、日本の為を思って行動してきた西岡武夫氏が亡くなられましたが、また一人「まとも」な政治家がいなくなったと思うと、残念でなりません。

     政治家としての自覚・責任・けじめに満ちた人がほとんどいない今、西岡氏に代わるような人物が出てきてもらいたいです。平沼赳夫や渡辺喜美はどうなんだろうか。

     日本及び国民の為に働くのが国会議員、政府の問題点には歯に衣着せないコメントをする、国会議員というものは国民の代表であるから、彼の精神を忘れてはいけないです。

  2. グリッティ | URL | l7H4TccY

    アジシオ次郎様

    そうですね。

    平沼、渡辺喜美両氏とも私は信用していません。
    でも若い政治家で良い人も結構いますよ。
    頑張って欲しいです。

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