サヨクのサヨクたるゆえん

2011年08月14日 14:42

8月14日の琉球新報社説には驚かされた。

→ 終戦66年 今も続く米軍の占領/再び沖縄を戦場にするな 琉球新報

結論としては、枝野長官の
「(尖閣諸島に)他国が侵略してきたら、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使し、これを排除する」
という発言を

武力行使をほのめかす発言自体、憲法の理念に抵触する。平和主義をないがしろにする人物が官房長官の任にあるのは大きな問題だ。攻めてきたら戦うと言わんばかりの態度は人命軽視にほかならない。戦火を交えれば必ず住民が犠牲になる。枝野長官は沖縄を再び戦場にしてもいいと考えているのか。沖縄戦の歴史を学んでいれば「あらゆる犠牲を払ってでも」とは口が裂けても言えないはずだ。

と主張している。
まあよくあるサヨクさんの結論だ。

この結論に至った経緯を書いてくれているので、それを追ってみると意外とまともだ。
(カッコ内は私の感想)

「政府に求められるのは、紛争など起き得ない友好な関係を隣国との間に築くことだ」
(まあそうだね)
 ↓
「尖閣諸島が石垣市に属する日本の領土であることは疑いようがない」
(わかってるじゃんw)
 ↓
「中国が、自国の領土だと強弁するのは国際社会から不信を買うだけだ。国際法にのっとり粛々と外交努力を重ね、理不尽な要求は何の得にもならないと中国に理解させなければならない」
(無理だと思うけど、まあいいわ)
 ↓
「中国側の動きが目に余るからといって、政府首脳が唐突に自衛隊出動の可能性に言及しては対話の道を閉ざしてしまう」
(えっ?)
 ↓
「攻めてきたら戦うと言わんばかりの態度は人命軽視にほかならない。戦火を交えれば必ず住民が犠牲になる。枝野長官は沖縄を再び戦場にしてもいいと考えているのか。沖縄戦の歴史を学んでいれば「あらゆる犠牲を払ってでも」とは口が裂けても言えないはずだ」
(えっえっ?)

まともだった思考が、飛躍していくきっかけは「戦争」そのものだと思っていた。
沖縄戦を経験した沖縄県民にとって、「戦争」へのアレルギー反応は、仕方のない部分だと思ってもいた。

しかし違うのだ。全人類希求のテーマ「戦争のない世界」「恒久平和」を求めて、枝野長官の発言を非難しているのでは全然ないのだ。

枝野長官の発言が尖閣に関するものであり、尖閣で事が起きれば再び沖縄が戦場になる、それを危惧しているだけなのだ。
沖縄戦を経験した沖縄県民に配慮もなく、沖縄が戦場になりそうなことを言うな、という恨み事を「平和」というきれいな言葉に言い換えているだけなのだ。

結論に何度も「沖縄」という言葉があり、「沖縄」という言葉しか出てこないの見ればわかる。

もし、枝野長官の発言が北方領土に関することであったなら、決して琉球新報は反応しなかったであろう。

私は、本当に理想主義的で、進歩主義的な人を左翼、あるいはリベラリスト、
理想主義的な言葉を隠れ蓑に、自己の利益拡大を目論んでいる人を“サヨク”と呼んでいる。

琉球新報は明らかにサヨクだ。


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コメント

  1. 飛行機雲 | URL | qbIq4rIg

    Re: サヨクのサヨクたるゆえん

    琉球新報の社説はよくよく考えてみると、トンでもない危険思考であると思います。仮に尖閣諸島に外国が侵略してきたとして、これを排除せず、「平和主義」を貫く意味で政府が傍観したとします。このような措置が内外に知れ渡ったが最後、東南アジアやアメリカ、台湾の日本への信頼は地に落ちます。露や朝鮮もおそらく頭に乗ってくるでしょう。そしてなにより沖縄がただではすみません。
    琉球新報のやってる事は「外患誘致」そのものです。

  2. グリッティ | URL | l7H4TccY

    飛行機雲様

    コメントありがとうございます。

    思想というレベルでもないような気がします。
    妄想とか、願望とか、そういうのです。
    いずれにしても現実から遊離していて、新聞社としてはあまりにも酷いですね。

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