緊張感の欠けた野田財務大臣

2011年08月09日 13:03

8日月曜日から世界同時株安となり、各国の政府、特に金融関係者は非常な緊迫感を持って仕事に取り組んでいるはずである。

しかし、日本の財務大臣である野田はそうではないようだ。

結局は撤回したものの、本日8/9に辞任と民主党代表選への出馬を表明するつもりだったのだ。

撤回したから良いのかというとそうではない。
なぜなら、今回の同時株安は先週から素人にも予見できていたものなのに、今日になって撤回するなんて、あまりにも判断が遅すぎる。

8/5(金) 米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズが米国債を格下げ
→ 史上初、米国債格付け引き下げ…S&P 読売新聞

以前からの米国債デフォルト危機もあったため、週明けからの市場に対する危機感を誰もが持った。
8/8早朝、G7は緊急電話会議を行った。
→ ドル信認、G7緊急声明へ…市場安定へ結束 読売新聞

8/8 週明けのアジア市場が開く前にG7緊急声明を発表
→ G7緊急声明 リーマン超す危機懸念も有効打欠く 産経新聞

8/8 世界同時株安
→ 「滝のように落ちる株価に何もできない」―米株暴落でS&Pや茶会党批判も モーニングスター

8/8夜 野田財務大臣、辞任、民主党代表選出馬の報道
→ 野田財務相が辞任の意向 今日にも表明 代表選出馬へ 産経新聞

8/9 株安止まらず
→ 東証前引け、大幅続落で8700円下回る 連鎖株安止まらず 日本経済新聞

8/9午前 野田財務大臣、辞任、出馬を否定
→ 野田氏、代表選出馬表明を先送り 株安受け「職責果たす」 東京新聞


こうやって時系列で見ると、いかに野田の判断が遅いか一目瞭然だ。
少なくとも週末にはそういう報道が出ないように手を打っておくべきだった。
リーマン・ショック以上とも言われる今回の事態への危機感、緊張感が大いに欠けていると言っていい。

このような男に総理大臣が務まるはずもない。
奴にできるのは、「注意深く見守る」ことだけだろう。
→ きょうも引き続き市場を注意深く見守る=為替で野田財務相 ロイター


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