民主党のやっていることが自民党政権が正しかったことの確認作業なら

2011年07月28日 20:45

民主党と自公が子ども手当の見直しについて協議している。

もともと、民主党のマニフェストには、中学卒業まで全ての子供に一律26,000円/月、支給するというものだった。

それが、政権をとってみたら半額の一律13,000円/月になり、
協議の中で所得制限が付き
→ 子ども手当:民主、所得制限1800万円提示 合意は困難 毎日新聞

所得制限が引き下げられ
→ 子ども手当:所得制限1200万円軸に調整 民主試算 毎日新聞

さらに引き下げられ
→ 子ども手当、所得制限860万円 民自公、大筋合意 共同通信

だんだん児童手当に近づいていっている。

どこかでこんなことを聞いた。
「民主党のやっていることは、自民党政権が正しかったことの確認作業だ」と。

言い得て妙だ。

普天間にしても、高速道路無料化にしても、暫定税率も企業献金も、全て自民党政権のやっていたことに戻りつつあり、子ども手当も然りだ。

多大な税金と、膨大な時間、そして多くの国益を損なって確認したわけだ。

得たものはたったひとつ、苦い経験だけ。

政治家は無能で誰でもできるような風潮があったけど、政権を担当するということがどれだけ大変なことか、民主党の心ある議員さんたちも骨身に染みただろう。

この経験を次に活かすには、暴走する菅を止めるしかないのだが、民主党議員は解散を仄めかす菅に及び腰、野党は辞める条件に振り回されている。

こういう時も自民党がどうやっていたか確認すればいいのだ。

自民党は総裁に人望がない、問題があるという時は必ず党を割って新党を作る動きが出てきた。
宮沢政権の時も、小泉政権の時も。

それは次の選挙で自分が危ないという保身の意味もあったのかも知れない。

そうであれば民主党に所属していることは、史上空前の危なさである。
なぜ民主党には党を割る動きが全くでないのか?

失敗してから確認するのではなく、経験を生かして失敗する前に行動すべきだ!
民主党の心ある議員さんよ。

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