事故車輌を埋める国

2011年07月25日 13:59

中国浙江省で起きた高速鉄道事故は、死者、負傷者合わせて250名を超える大事故となった。
→ 中国高速鉄道:落雷で制御系故障、43人死亡211人けが 毎日新聞

中国高速鉄道事故

事故の原因は落雷やシステム、人災等といろいろ言われているが、どこの国でも大きな列車事故というものは経験しており、この事故を持って、いたずらに中国を笑ったり、蔑んだりしようとは思わない。

しかし、この事故原因を究明せず、隠蔽して鉄道の運用を続けようとしている中国の姿勢は、許されるものではない。

橋から落下した車輌は、事故原因を探る上で極めて重要なものだ。
それを中国政府は、砕いて穴に埋めている。

車輌穴埋め

→ 事故車両の運転席、当局が現場の穴に埋める 中国脱線 朝日新聞

ろくな調査もなにもなく、車輌は、まるで事故がなかったことにするかのように埋められている。

しかも、車輌内の死者、負傷者の調査も不十分なのか、穴埋め最中の車輌脇から新たに遺体と思われるものが運びだされている。

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杜撰を通り越して、人としてまるで理解出来ない行動だ。

こんな状況にも関わらず、中国政府は高速鉄道の運行を再開するという。
→ 高速鉄道きょうにも運行再開へ 中国・脱線事故 テレビ朝日

この高速鉄道は“面子工程”と呼ばれ、文字通り中国共産党の“メンツ”が掛かっているのだろう。
しかし、事故車輌を埋めて見えなくすることができても、事故は人々の記憶から消えはしないし、事故原因もなくならない。
真実が埋められたことで、近い将来これ以上の事故が起こる可能性は高い。

もっとも中共の真実は、創りだすものらしいがな。

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コメント

  1. アジシオ次郎 | URL | -

    Re: 事故車輌を埋める国

     事故の車両を埋めて真相を隠そうとする体質って、かつてロシアで起こった原子力潜水艦「クルスク」の事件を想起しますね。
     現場検証もせず救助・捜索活動もあっさり打ち切って何事もなかったかのように運転を再開。この事故の遺族からすれば腹立たしい以外の何物でもないですね。

    「臭いものには蓋をする」とはこのことも指しますね。真相をもみ消して世論やマスコミには圧力。これが中国共産党の本質だ。

  2. グリッティ | URL | l7H4TccY

    アジシオ次郎様

    コメントありがとうございます。

    共産主義共通のものかも知れませんね。

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