2011年06月25日 19:45
内容はZAKZAKの記事を引用しながら以下に紹介するが、これは確かに配慮の足りないところはあったけれど、こうまで非難される内容ではないと思う。
卑劣!菅顔負け、民主新人「復興支援」名乗り政治資金稼ぎ ZAKZAK
民主党新人議員のとんでもないニュースが飛び込んできた。東日本大震災の復興支援パーティーを開き、総額約350万円を集めながら、義援金は1割程度の約40万円。残りはやけに高い経費、義援金の倍額近くを自身の政治資金にあてるというのだ。菅直人首相に近いこの議員のブログは「詐欺だ」などと書き込まれて炎上。国会の会期延長をめぐり、菅首相と党執行部が壮絶バトルを繰り広げた陰で、新人議員は大震災を利用して“資金稼ぎ”。民主党は一体どうなっているのか。
この部分だけを読むと確かに酷いと思わざるをえない。
問題の議員は、民主党の大島九州男(くすお)参院議員(50)=比例区。衝撃の事態は、西日本新聞が22日に社会面トップで「資金集め 震災便乗?」とスクープし、読売新聞も翌23日に西部朝刊で報じた。
読売新聞の報道 → 参院議員、震災支援と資金集めたのに義援金1割
西日本新聞の報道 → 資金集め 震災便乗? 民主・大島氏 政治パーティー収入 義援金1割 「あくまで支援目的」
両紙によると、大島氏は今月19日、北九州市内のホテルで「東日本大震災復興・支援する集い」というパーティーを開催。大島氏の後援会が中心の実行委員会が主催し、パーティー券は1枚1万円で、約200人が集まった。
第1部は大島氏の被災地での活動報告があり、第2部は懇親会で、猿回しや踊りが披露され、東北の海産物や地酒が振る舞われた。
>両紙によると
つまりこの記者は他紙を参照して書いているだけ。
>大島氏の被災地での活動報告
大島議員は福岡県に事務所を置く議員だが、同氏のブログで確認しただけでも、
4月1~2日に仙台-福島 → がんばろう、日本!!6 被災地訪問 1 大島議員ブログ
5月3~4日に福島 → がんばろう、日本!! 被災地慰問 柔道整復師のボランティアのみなさんと 同ブログ
と、実際に被災地に赴き、活動をしている。
これはなぜ報じられないのか?
>東北の海産物や地酒が振る舞われた。
活動報告と東北の産品を嗜む会、いい会だと思うのは私だけなのだろうか?
問題視されたのは、総額約350万円という収入の分配。両紙の取材に対し、大島氏の事務所などは「7割が経費で、約40万円を日本赤十字社を通じて被災者に送り、約70万円を政治資金に充てる」と返答した。
つまり、「復興支援」「被災地支援」とうたいながら、自らの活動資金と被災者への義援金を両方集めるかたちの政治資金パーティーで、分配額は政治資金の方がはるかに多いのだ。
これは確かに頂けない。
しかし、この会は例年開かれている後援会主催のパーティのようだ。
前出 西日本新聞記事より抜粋大島氏は「毎年この時期に政治資金パーティーをやっているが、今回は九州の人に被災者の生の声を聞いてほしかった。あえて国政報告もせず、集まった資金も例年の半分ほどだ」と説明。
いつもの会で、いつもは経費を引いた全額を政治資金に充てていたところを、今回は一部義援金に充てようと考えたのだろう。
「売上の一部を義援金にします」という、どのくらいの一部なのかを明らかにしない企業のコピーとさほど変わらないように思う。
政治家として認識が甘いのは間違いないが、いつも来るメンバーだから分かってもらえると考えたのではないか?
東北の食材を用意、いつもより経費がかかったとしても、復興支援を名乗りながら1万円のうち、7000円が経費というのは、ちょっと高過ぎないか。しかも、“利益”の配分は“自分用”が多い。
1万円のうち7000円が経費というのは高いと、何で判断しているのか?
どんな食材が出たとか詳しくわからないのに、なぜ高すぎと言えるのか、まったくもってわからない。
政治評論家の森田実氏は「けしからん、許しがたい話だ」といい、こう続けた。
「『復興支援』と言うのであれば、出席者からすれば、収入から経費を引いて得た金額のすべてが義援金だと思うのが自然だ。それを政治資金として自分のものにしたのだから、便乗商法や詐欺に等しいといわれてもやむを得ない。ただちに全額を義援金と改めたうえで、議員辞職して責任を取るべきだ」
復興支援をダシに使おうとしていたのなら、被災者感情を考慮しても、日本人としても、とっても許されるものじゃない。
森田実氏は自分でも調べて話しているのだろうか?
もっとも「それが事実なら」とか断っているのを、マスコミが報じないだけかもしれないが。
私には議員辞職するほどの不祥事だとはとても思えない。
復興支援をダシしようという人間が、実際に被災地に足を運んで活動したりするだろうか?
軽率ではあったが、マスコミにハメられた感の方がずっと強い感じがする。
最後に大島議員のブログコメント欄にある、騒動が起こる前のコメントを一部紹介したいと思う。
2011-05-06 20:14:47
福島県柔道整復師会 遠藤と申します。
5月3日4日先生の行動力をまざまざと見せていただきました。
福島県人として今回の福島でのボランティア心より感謝するばかりです
避難所の方々も大変喜んでいただきました事もご報告致します。
なんと言ってもボランティアチームの若さが頼もしく感じました。これからの柔整師の将来は大丈夫と感じました。
ありがとうございました。
現在大島議員のブログには罵詈雑言も溢れているが、コメント欄を閉じることも、コメント削除することもなく、そのまま掲載されていることも合わせて付記しておく。
7/9追記 大島議員のブログ・コメント欄は現在承認制となっており、2011-06-24 22:44:41以降、新しいコメントは承認されておりません。
それ以前のコメントはそのままのようです。(賛否とも)
なぜかここのトラックバックだけは承認してくれたようです(笑)
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コメント
通りすがりさん | URL | .7AxBePA
Re: 卑劣なのはどっちだ?マスゴミ
復興支援プロジェクト、といっているが、この会を検証してみると、義援金募集より講演会や被災地の産業復興推進のための地元名産品購買に重点を置いている。
経費が多くかかったのは後援者経費や被災地物産購買費だろう。
わきが甘いのは否めないが、悪意があるとは言えないこの議員をここまでバッシングするのは裏で記事を書かせた組織があるのではと疑わざるを得ない。
西日本の記者が執拗に追いかけたということは、あるいは地元九州の県連あたりを調べればわかるだろう。
( 2011年06月28日 08:23 [編集] )
匿名希望 | URL | k9MHGdfk
Re: 卑劣なのはどっちだ?マスゴミ
失礼いたします。
私が考えるには、「報道記事の内容の薄さ」と「大島議員の説明不足」が相乗して、この騒動が起きていると考えます。
どちらに対してもいえるのは「義捐金集めと政治資金集めを明確に分ける旨を宣言(明示)していたかの確認」を、きれいさっぱり怠っている事です。
報道側は、パーティーの招待状や案内状又はパーティー券を購入した際の領収書等を参加者から取材しておくべきでした。もしそこをちゃんと掘り下げていれば、今回の薄っぺらな疑惑記事は書けなかったでしょう。
反対に大島議員側は、案内状や収支報告書の様な書類を以って、記事に即刻反論すべきでした。また、国会議員の立場で義捐金を送るのは、法律上非常にグレーなケースに当たります。特に議員は比例区選出なのですから脇が甘かったとの指摘は間違いではないでしょう。
グリッティ様、貴方にも申し上げたい事がございます。
「だろう」「と感じる」「ではないか?」「しれない」が多い論調では、根拠や論理性に欠け、記述内容の信用性が疑われてしますよ。下手をすると、貴方が非難する前出の評論家と同類とされてしまいますのでその点ご留意くださいませ。
あと、大島議員の過去の被災地に対する功績は議員のブログを読めば分かるのですが、それとこれとは全く別の話であります。と同時に全く同じ話とも言えます。「もし被災地への支援が火事場泥棒からだったら」、被災民の心証はどうでしょうか。その意味でも今回の問題は早急に白黒付けるべきだと思われます。
最後に。「現在大島議員のブログには罵詈雑言も溢れているが、コメント欄を閉じることも、コメント削除することもなく、そのまま掲載されていることも合わせて付記しておく。」これは訂正願います。
24日の前には、2日間にわたって大島議員の反論・謝罪のログが掲載されていました。当然コメント欄も沢山の賛否両論で埋められていましたが、24日の投稿時にその2日間分がコメントごと消し去られております。のちにコメント欄は承認制に変えられており、ネット上では避けるべき対応が行われております。
私も貴方と同様、日本を愛する日本人の1人です。ここまでお読みいただきありがとうございます。長文失礼いたしました。
( 2011年06月28日 20:06 [編集] )
2ちゃんねるレベル | URL | -
Re: 卑劣なのはどっちだ?マスゴミ
西日本新聞の記者は2ちゃんねるなみの下劣な取材とコメントをしています。
特に追記事はブログのコメントなど、匿名の甚だ無責任な言い放ちをして面白がっていると思われるコメントを新聞記事にしています。
一言でいえば、相手にするだに無駄。という記者です。
私は部外者ですが、大島議員がブログで2日分のコメント削除したのは、システム上のことだと思われます。ブログ記事を下げれば必然的にそこに付随するコメントも下がりますから。
その他の日のコメントは削除されていないのがいい証拠です。
また、コメント欄が閉じられたのは正しいと思います。
無駄な炎上を避けるため、それと、コメントにはこの件には全く無関係の、いわゆる人種差別、階級差別をした下品極まりないコメントが混じるからです。(すでに混じっていたのでしょう。)
これは、ほかのブログで見受けられることです。すでに2ちゃんねるをチェックすれば、いかに2ちゃんねらーが面白半分にブログと2ちゃんねるを往復していたか、そのなかで他国民を罵倒するような表現を繰り返しているのがわかります。ブログを制限したのは大島議員の他人に対する配慮だと思われます。
あとは匿名希望さんのおっしゃる通りだと思います。
根拠のない1割寄付の数字が取りざたされていますが、最初に対応した秘書さんの失策としか言いようがありません。残念です。
まっすぐにしっかりと社会のために活動する議員さんを社会はつぶしてはなりません。
( 2011年06月29日 20:50 [編集] )
グリッティ | URL | l7H4TccY
皆様コメントありがとうございます。
私は関係者でもなければ記者でもないので、メディアその他で得られた情報からしか書きようがありません。
大島議員の事務所なども当時全く連絡がつかなかったので確定的な事実というものは得ることができませんでした。
そのため、ことは個人の名誉にも関わることなので、はっきりと断定調で書くことは差し控えました。
いつもの記事と比べても曖昧な表現になっていると思いますが、ご了承ください。
大島議員のコメント欄の件ですが、やはり詳細はわかりません。
私がこのエントリーを書いた時点ではコメント欄を閉じられていると判別できませんでしたので、上記のように書きましたが、確かに確認してみると24日までのコメントしかないようですね。
しかしそれ以前の批判的な記事も消されていないようです。
よって付記を上記のように訂正させていただきます。
このエントリーの趣旨としては、一方に流れがちな論調に歯止めをかけ、ニュートラルに物事を捉えて欲しいということでした。
ご理解いただきありがとうございました。
( 2011年07月09日 15:22 [編集] )
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