大連立の条件

2011年06月06日 19:15

にわかに大連立の機運が盛り上がってきた。
→ 民・自幹事長 期限つき大連立に前向き 日経
→ 大連立、枝野長官も前向き 時事通信

もともと大連立には賛成なので、大いに進めてもらいたいのだが、条件が幾つかある。

まず、首班は自民党から出すこと。

確かに第1党は民主党だが、民主党は事実上政権を投げ出したようなものだから、野党第1党の自民党から首班を出すのが憲政の常道だ。
なにせ自らの党の代表を、党内で交代させられず、野党の不信任案で追い落とそうとしたのだから、次の総理を出す資格はない。

次に、復興に一定のめどが立ったら解散すること。

圧倒的多数が与党になる国会は決して健全ではない。
長くなれば感覚が麻痺し、国会が議論をする場だということも忘れ去られかねない。

最後に、民主・自民にこだわらず、お互いに切磋琢磨すること。

大連立の利点の一つは、民主党議員に政権運営のやり方を教えられることだ。
本当の意味での2大政党制に進むためにも、議員の質を上げる必要がある。

大連立を組んで、民主党と自民党の議員がいっしょに仕事をすれば、お互いの考え方もよくわかろうし、意気投合することもあるだろう。
これが政界再編の第2幕をあけることになる。

日本の政治が健全化するために避けて通れない道だ。

本来なら福田内閣の時にやっておくべきだったが、遅きに失したとはいえ、やらないよりやったほうがいい。
大震災がきっかけというのがなんとも情け無いが。

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