「建人はヒーロー」 NZ地震

2011年03月04日 11:45

「建人はヒーロー」 NZ地震 5邦人救出の消防士証言 東京新聞
polerodwell
2日、CTVビルでの救出活動について話す地元消防士のポール・ロッドウェルさん=クライストチャーチで(川上智世撮影)

 【クライストチャーチ=長田弘己】「わずか六十センチのすき間に挟まっていた」。ニュージーランド地震で倒壊したCTVビルで、富山外国語専門学校(富山市)から留学していた升谷文香さん(19)と奥田建人さん(19)ら五人を救出した地元の消防隊員が二日、救出時の生々しい状況を詳しく語った。

 ポール・ロッドウェルさん(50)は、地震発生の二時間後、CTVビルに到着し、救出活動をスタート。学生らがいた三階の語学学校は一階の高さにまでつぶれていた。火が出て、毒々しい煙が辺りに漂っていた。

 「がれきの中で、人の指や足のつま先などが見えた。一つずつ触って、生きているか反応を確かめた」

 ロッドウェルさんが救出した三人目が升谷さん。升谷さんはいすに座ったままの格好で、二つの壁に挟まれた六十センチのすき間にいた。左足ががれきに挟まって動けなくなっていた。

 九時間が経過し、ロッドウェルさんが他の消防隊員らと挟まった足を切るかどうか相談していたところ、升谷さんが「お願い、切らないで。あなたを信じている」と懇願した。結局、足の下のコンクリート壁に穴を開けて足を引き出すことができたという。升谷さんは軽傷だった。

 ロッドウェルさんは最後に奥田さんを救出。がれきの奥に挟まっていたためだが、足が挟まれていた奥田さんは終始、落ち着いていたという。

 「建人は、自分の周りの状況を的確に教えてくれた。彼は、私たちにとってヒーロー(英雄)だ」と語った。

 後日、ロッドウェルさんは入院中の升谷さんと面会し、抱き合って生還を喜びあったという。

以上引用終わり

まず、自らの危険も省みず、救助してくれた、ポールさんをはじめ地元の消防団員の方にお礼を言いたいと思います。
ありがとうございます。

そして、自分の足を挟まれ、感覚がなくなっていく中で、冷静に、かつ的確に状況を伝えた奥田建人さん、非常に立派でした。
救出されたものの、重症を負い、苦しく辛い心境だと思いますが、

「生きているだけでいい。若干つらいけど」

右脚切断の奥田さん「生きてるだけでいい」…NZ地震 スポーツ報知より

と、気丈に振る舞い、帰国した時も、

「日本に着いてホッとしたけれども、不明者がいるので、素直に喜べない」

救出の奥田さんら、NZから帰国 「素直に喜べない」 朝日新聞より

と、仲間を気遣うコメント、本当に立派です。

彼に、「スポーツが出来なくなるけど…」などとインタビューした人がいるようですが、一言だけ言ってやりたい。

身体に障害を持っていてもスポーツは出来る
kunieda
車椅子テニス、世界ランキング1位の国枝慎吾選手

いや、スポーツだけじゃない、何だってできるのだ。
できないだろうとという発想、それを“差別”というのだ、と。

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