北朝鮮の砲撃が神風

2010年11月25日 12:52

民主党幹部が、「北朝鮮の砲撃は民主党にとって神風だ。公明党は問責に、より慎重になるのではないか」と発言し、批判を浴びている。

参照 自民党、補正予算案採決前の問責提出見送り 民主党幹部「北朝鮮砲撃は党にとって神風」 FNNニュース

「亡くなられた方もいるのに不謹慎だ」という批判はもちろんもっともだろう。

しかし私はそれ以上に、この事態を国会対策にしか発想できず、しかもそれを軽々と発言する、その政治的視野の狭さを問題としたい。

政治家は如何なる事件でも、それを最大限利用しようとする、ある種の貪欲さが必要だと思う。
その意味では、今回の件を国会対策に利用しようというのは、あながち間違ったことではない。
口に出したことはありえないが…

しかしそんな小さなことではなくて、拉致問題や核問題など、逼近の日本の国益に関わる問題の解決に向けて、この出来事を使っていくのか、そういうことを考えて欲しい。
けれど今の政府は、政局や、せいぜい国内世論のことしか頭にない言動や行動をとっている。

そしてその国会対策にしても、冒頭の発言が報道されるなどして、せっかく“神風”だったとしてもそれを“逆風”に変えてしまっている。
この政治的センスの無さ、目を覆いたくなるばかりだ。

だいたい“神風”は、神の風だから、行いの正しい人にしか吹かないよ。
民主党に吹くはずもない。


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コメント

  1. 慶次郎 | URL | kU3g/2a6

    Re: 北朝鮮の砲撃が神風

    まあ~~民主党には「逆風」に成るでしょう。最初の言葉が情報収集ですから・・・

  2. グリッティ | URL | l7H4TccY

    慶次郎様

    コメントありがとうございます。

    神風の逆風は強烈でしょうねw

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