法的根拠のない「事業仕分け」

2010年11月17日 16:59

事業仕分け廃止を主張=判定に反発、「最後にすべきだ」-総務政務官 時事通信

 森田高総務政務官は15日行われた政府の行政刷新会議の事業仕分けで、総務省所管の事業が廃止と判定されたことに反発し、「この会議そのものが正当かどうか国民に判断してもらわないといけない。この会議は今回で最後にすべきだ」と主張した。仕分けの会場内で記者団に語った。

 政府内から仕分け廃止論が出るのは極めて異例。国民新党の森田政務官は、廃止判定された同省の「フューチャースクール推進事業」が閣議決定に基づくものだと強調。その上で、「閣議決定は最上位の決定だ。そこでやっているものをつぶすのは論法的にあり得るのか」と不満を示した。 (2010/11/15-13:44)

以上引用終わり

「閣議決定は最上位の決定だ。そこでやっているものをつぶすのは論法的にあり得るのか」

言ってることはまあ最もなのだが、今更感もたっぷり。

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事業仕分け自体に法的根拠はないし、当然その決定に法的拘束力もない。
内田裕也さんが怒った通りにね。
参照 常連の内田裕也さんが枝野発言に「ムッとした」と批判 産経新聞

それに事業仕分けで仕分けられている事業は、主に閣議決定した本年度予算を仕分け直している。
つまり、民主党が作った予算を民主党が仕分けるという、訳の分からないことになっている。

論法的にありえないことをずっとやっているのが、今の事業仕分け。

本来専門性の高い行政に対して、素人同然の議員や中途半端な学者が、あの場であれこれシロウト考えを振り回して、専門家をやり込めているだけの「政治ショー」にすぎない。

だから、結果のフォローが何もなく、廃止や削減といった結果になった事業も平気で継続していたりする。
目的が無駄の削減ではなく、国民へのパフォーマンスになってしまっているから。

事業1つ1つを公開して検証するという手法は良いと思うので、法的根拠も含めてもう一度やり方全体を見なおしたほうがいいだろう。

今では国民の注目度も下がってしまっているので、事業仕分け自体が不必要と国民に仕分けられてしまうよ。

その前に民主党が仕分けられるかw

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コメント

  1. スピリットオブ白洲 | URL | MkTzidns

    Re: 法的根拠のない「事業仕分け」

    とおりすがりのものですが
    とにかく事業仕分けを見ていて思うのは
    人間としてすごく不快感を感じるということです。
    憤りともいいましょうか。
    私は、税金の無駄使いや使途不明、不正使用はもちろんあってはならないと思っていますし、それに対する怒りもあります。
    しかしながら、事業仕分けのようなことが平然と行われ続けていることに
    対する怒りや不快感のほうがそれをはるかに上回っています。
    「己の議員報酬や私生活を今一度省みてから言動を発せよ」と言いたくなります。
    それができれば、今のようなパフォーマンスではなく
    無駄は削減しつつも、かつ有意義な物を相互に築きあげようという場になるはずです。
    現在の事業仕分けは子どもたちには見せたくないものの一つです。
    代案(替案)なき、批判は何も生み出さない。
    仕分け人そのものが、「経費削減」と「事業の存在意義を問うこと」を混同しているのではないだろうか。

  2. 慶次郎 | URL | kU3g/2a6

    Re: 法的根拠のない「事業仕分け」

    自分を知らない、反省もない事は怖いことです。「事業仕分け」がマスコミに報道される、これだけで舞い上がり国家・国民の事など何も考えていない。

  3. グリッティ | URL | l7H4TccY

    皆様コメントありがとうございます

    スピリットオブ白洲様
    >人間としてすごく不快感を感じるということです。

    そうですね吊るし上げですからね。

    >代案(替案)なき、批判は何も生み出さない。

    不毛地帯が出来上がるだけですね。


    慶次郎様
    事業仕分けは野党気分でできますから、性にあっているんでしょう。

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