外交をなめている日本

2010年11月01日 20:36

ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島に上陸したようです。

菅直人首相は日本の最終兵器“遺憾の意”を発したようですが、屁の突っ張りにもなりませんな。
現場の外交官ですら、↓ くやしさを表しているというのに…

【ロ大統領北方領土訪問】「日本はなめられているのか」日本外交官、苦渋の表情 産経新聞

 「メドベージェフ大統領がわたしたちの島を訪問したということは、ロシア領土である証明だ」。1日に歴史上初めて、ロシアの国家元首の訪問を受けた国後島の島民は一様に歓迎。一方で国後島に向かう大統領機を見守った日本外交官は「日本はなめられているのか」と苦渋の表情を浮かべた。

以下略

以上引用終り

「日本はなめられているのか」 それは確かに一面の真理ではある。

しかしそれ以上に良く考えなくてはならないのは、
「日本政府は外交というものをなめている」ということだ。

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外交というのは国同士の権益の争いだ。
強い態度に出るにせよ、したてにでるにせよ、自国の利益をいかに最大化するか、その為の方策に過ぎない。
どういうふうに出て、どう進め、どこに着地するつもりなのか。
その見通しがなくてはならない。
ただ、行き当たりばったりで、相手に合わせて動いているだけでは、なにも得ることはできない。

近所付き合いをしているわけではないのだ。
皆が隙が有らば引きずり降ろそうと狙っているのに、日本だけが“譲り合い”をしている。
例えれば、誘拐犯と身代金の話し合いをしているのに、なんの条件もつけずに身代金を増額して、犯人が気をつかって人質を開放してくれるのを期待しているようなものだ。

国民の生命と財産が掛かった、まさに生きるか死ぬかの真剣勝負であることを、認識をしている政治家が日本にはいないのだ。
それこそが国難である。

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コメント

  1. 素浪人 | URL | wUO664RY

    対露外交

    露助に対しては、中共・南北朝鮮と同様、何よりも日本の核武装が必須でしょう。その上で、明治人の意気の如く、戦争を覚悟しつつ、国土奪還交渉を行うべきです。当然、現ケンポウを処分せねばなりません。非核三原則などクソ喰らえです。対露融和論を述べるブログも有りますが、愚の骨頂です。露助の性質を見誤っているとしか思えません。第一、現在の露助にとって、日本と友好となることで得るものは何もありません。よって、融和しても、還って来るものは、寸土も有りはしないでしょう。

    残念ながら、大陸の豚に対しては、我々の先人は、大いに楽観的過ぎていたようです。それが、シナ事変の泥沼へとつながったのは、日本史上、痛恨事でしょう。戦後は、それに反日気違い左翼どもが噛んで、まさに国難を拡大しています。この連中も、戦後体制と共に処分する必要があるのは、論を待たないでしょう。

  2. うたのすけ | URL | J8bl0gKU

    Re: 外交をなめている日本

    そうですねぇ。軍事力というバックグラウンドがないのに、なにを言っても効力はないでしょうね。問題は、政府はそのことを知っているのに、憲法改正を真剣に言い出さないことです。

  3. 慶次郎 | URL | kU3g/2a6

    Re: 外交をなめている日本

    舐められているんです。中立条約を破った事実を突き付けるべきでしょう、言うべき事だけでも言える「外交」を頼みたい。

  4. グリッティ | URL | l7H4TccY

    皆様コメントありがとうございます。

    素浪人様
    ロシアと交渉するなら、ソ連崩壊後の国力が落ちた時期に一気に片をつけるべきでした。
    今となっては交渉で北方領土が戻る可能性は皆無でしょう。

    うたのすけ様
    軍事は外交のひとつですからね、
    日本人の軍事に対する偏見を取り除くのが先決でしょうね。

    慶次郎様
    日ソ不可侵条約を勝手に破棄したこと、シベリア抑留、何ひとつ清算されていないんですがね。
    カードして全然使われないのはなんなんですかね。

  5. 七市野 | URL | QJm/eL3k

    Re:外交をなめている日本

    戦後の対露、対中、対韓、対北外交これら突き詰めれば全て対米に行きつく。
    米の国益のために上記すべての国との間に懸案が永続するように仕向けられているんですね。。はぁ。

  6. グリッティ | URL | l7H4TccY

    七市野様

    また古い記事にコメントありがとうございます。

    確かにその面はありますね。

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