2015年09月25日 21:37

昨日の続きのような感じだが、
辺野古「あらゆる手段で止める」 翁長知事が国連演説 TBS
沖縄県の翁長知事はスイス・ジュネーブの国連人権理事会で演説し、普天間基地の名護市辺野古への移設について「あらゆる手段で止める覚悟だ」と訴えました。
「私はあらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」(沖縄県 翁長雄志知事)
この言葉に重要なキーワードがある。
それは「新基地」だ。
それを説明するためには、まずこの話をしなければならない。
沖縄の基地問題について沖縄以外ではほとんど報道されていない、沖縄軍港の浦添移設問題である。
移設反対を公約として当選した浦添市長が移設容認にまわり、移設計画が動き始めたのだが、
→ 那覇軍港の浦添移設 反対公約の市長が受け入れを表明 産経新聞
この件で翁長知事は浦添市長との面談要請を逃げまくり、可否の言動を避けている。
沖縄タイムズ市議会3月定例会では翁長雄志知事や城間幹子那覇市長を挙げて「重要な2人の意見をしっかり確認しないと決断は大変難しい」と答弁、軍港の受け入れ判断を保留。2人との面談日程が取れないまま、容認に踏み切る形になる。
その結果、浦添市長は責任を背負い込まされ、容認に方針変更した。
辺野古ではジュネーブまでわざわざ出かけて反対運動を行う翁長知事が、なぜ那覇軍港には触れないのか?
それは、浦添移設が単に移設であり、「新基地」ではないから、という理屈なのだ。
一方の辺野古は普天間基地の移設のはずだが、翁長知事の理屈ではこちらは「新基地」となる。
一体何が違うというのか?
浦添埠頭はもともと既存の牧補給施設に付随するものであり、“新たな”基地ではない、という理屈のようだが、それを言えば辺野古だってキャンプ・シュワブの沿岸である。
一方を新基地で一方は移設というのは言葉の遊びでしかない。
実は翁長知事にとって、浦添移設は反対できない事情があるのだ。
知事は知事になる前、那覇市長時代に、那覇市にある那覇軍港の移設をすすめた経緯がある。
那覇市にとっては軍港が移設され、沖縄でもっとも良い港である那覇港を使えるようになるのだから、願ったり叶ったりの話だった。
立場変わって知事となった時、市長として進めてきた那覇軍港の移設にはほおかむりをするしかないのだろう。
辺野古の埋立面積は160ヘクタール、浦添埠頭は300ヘクタール。
どう見ても大規模な基地建設は浦添埠頭の方だ。
沖縄のためのような言い方をして辺野古に反対している知事の本音が、自己都合で変わるような身勝手な内容であることは明らかだ。
もともと自民党の沖縄県連幹事長を務め、基地を容認してきたにもかかわらず、知事になるために変節した厚顔無恥の翁長知事にとって、この程度のことは造作も無いだろう。
このような男に騙されてはいけない。
利に釣られれば、敵にも尾っぽをふるような男だ。
そしてすでに振っている。
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