娘の自殺手伝った両親逮捕

2012年07月28日 21:14

娘の自殺手伝った両親逮捕…首つるひもを準備 読売新聞

 千葉県警柏署は27日、同県柏市伊勢原、無職大坪芳博容疑者(69)と妻の睦子容疑者(67)を自殺ほう助容疑で
逮捕した。

 発表によると、2人は娘の無職女性(38)から「自殺したい」と打ち明けられ、27日午前1時半頃、自宅2階の洋室に首をつるひもを設置するなどして自殺の準備をした後、娘を残して外出し、自殺を手伝った疑い。

 2人は午前2時頃に帰宅、娘をひもから下ろした後、約1時間後に「娘が自宅で首をつって自殺した」と110番した。
駆けつけた救急隊が病院に搬送したが、娘はすでに死亡しており、柏署員が両容疑者に事情を聞いたところ「娘が
死にたがっていたので手伝った」と話したという。

 柏署は、娘の自殺の動機や両容疑者が手伝うに至った経緯を調べている。
(2012年7月28日03時07分 読売新聞)



事情はどうあれ、自殺したいと言う娘に、

自宅2階の洋室に首をつるひもを設置するなどして自殺の準備

して、しかも

娘を残して外出

しちゃいかんだろう。
これじゃあ見放した、逃げた、ととられてもしょうがない。

こういうことを書くと、
「親にも事情があったのだろう」とか言う人がよくいるが、子供の自殺を黙認していい事情なんてありはしない。

世間一般では、『親は子供の事を考えているものだ』という先入観があるから、こういうことをしても親には止むにやまれる事情があったんだろうという結論になる。

しかしそれは、多くの場合実は正解ではない。

『子供の事を考えない親』というのは、結構この世に存在するのだ。

親の虐待によって命を失う子供のニュースが流れても、
『親は子供の事を考えているものだ』という神話は、崩れない。

この神話によって、どれだけの子供たちが苦しんでいるだろうか。

体罰を受けても、子供のことを考えた“しつけ”だと言う論がまかり通るのも、この神話のせいだ。
ほとんどの体罰は、親の怒りに任せた暴力でしかないのに。

世間ですらそうなのに、当の子供たちが親の愛情を疑うなんてとてもできはしない。

愛情を持たない親の愛を待ち続ける子供たちの苦しみを、一体どれだけの人が知っているだろうか。

よく分からない人はこの本を一読されることをお勧めする。

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ここには子供達の心の叫びが綴られている。
子供の事を考えられない親を持った子供達の


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