澤穂希選手は日本の誉れ

2012年01月10日 20:06

澤穂希:緊張の表彰式 ライバルの祝福受け笑顔に 毎日新聞

【チューリヒ中村有花】世界で1年間に1人しか手にできない栄誉を「なでしこジャパン」の主将がつかみ取った。9日夜(日本時間10日未明)、当地で行われた国際サッカー連盟(FIFA)の年間表彰式。女子の最優秀選手に輝いた日本代表の澤穂希選手(33)=INAC神戸=は、どんな大舞台でも感じたことがないほどの緊張感に包まれていた。

 「ホマレ・サワ」。プレゼンターを務めたコロンビアの女性歌手シャキーラさんが女子最優秀選手の名を読み上げても、澤選手の表情は硬いままだった。「佐々木(則夫)監督が(女子の最優秀監督として)呼ばれた時、こっちがどきどきしちゃって。自分の名前を呼ばれた時も、よく分からなかった」。大きな花柄をあしらった薄い水色の振り袖姿は一段と目を引いたが、表彰式のあいさつでも笑顔は見えなかった。

 ワールドカップ(W杯)後に出席した多くの表彰式やイベントでは、いつもなめらかな口調であいさつした。W杯優勝のセレモニーでもチームメートとじゃれ合った。ところがこの日は違った。「走った後かと思うぐらい心臓がどきどきしていて、どう落ち着かせようかと考えていた」

 ほっとした表情がのぞいたのは壇を降りてすぐ。澤選手のスピーチを聞いていた米国代表のワンバック選手に抱きしめられ、「おめでとう。誇りに思う」と声を掛けられた時だ。ワンバック選手は女子最優秀選手の最終選考に残った一人で、澤選手が米国プロリーグに所属していた際の同僚。「サッカー選手としてはもちろん、人としても素晴らしい。今回の受賞を喜んでくれたことがうれしい」と澤選手は振り返った。

 受賞後には、男子最優秀選手のアルゼンチン代表、メッシ選手(バルセロナ)と笑顔で記念写真に納まった。15歳で初めて女子日本代表入りして19年。「日本の選手でも世界の最優秀選手になれるという夢を、子供たちに与えられたことがうれしかった」。肩の力が抜け、いつもの「澤穂希」に戻った。

以上引用終わり

澤選手、本当におめでとう!

sawa,Messi and Wambach
男子最優秀選手、メッシと握手!すげー

女子年間最優秀選手という、最高の栄誉にふさわしい活躍でした。

この表彰式で、澤選手の受賞が発表された時、ポカンとしている澤選手の肩をたたき背中を押してくれたワンバック選手。
受賞を終え、澤選手が席に戻ってきたら
ほっとした表情がのぞいたのは壇を降りてすぐ。澤選手のスピーチを聞いていた米国代表のワンバック選手に抱きしめられ、「おめでとう。誇りに思う」と声を掛けられた時だ。

決勝で戦ったアメリカチーム、そしてワンバック選手は本当に気持ちの良い人たちだ。
これがスポーツの素晴らしいところ。
ありがたいし、感動した。



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そして佐々木監督は女子最優秀監督賞、日本サッカー協会はフェアプレー賞とおめでた尽くめ。
この偉業は伝説として、後世まで語りがれることまちがいありません。
本当にありがとう。


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なでしこジャパンの米コラム全訳

2011年12月03日 10:50

アメリカのスポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」に、なでしこジャパンを賞賛する感動的なコラムが載っていたのでご紹介したい。

My Sportsman: Japanese Women's World Cup Soccer Team Sports Illustrated By Matt Dollinger
私が選ぶ今年のスポーツマンオブザイヤー:日本女子ワールドカップサッカーチーム
 

スポーツ・イラストレイテッドは、12月6日にスポーツマンオブザイヤーを発表します。
SI(スポーツイラストレイテッド)記者によるノミネートを、1つをご紹介します。


悲劇に襲われた時、スポーツは、しばしばその重要さを失います。
現実の荒々しい様相と対比された時、私達がスポーツに傾ける情熱は、意味のないものに感じさせます。

しかしスポーツは時として、欠かせない気晴らしを提供する事ができるのです。

9.11テロの後、NYヤンキースとメッツは、悲劇に打ちひしがれた人々を元気づけました。
ハリケーンカトリ―ナの直後、ニューオーリンズセインツはスーパーボウルへの快進撃によって、ニューオリンズ市民の復興への気持ちを1つにまとめあげました。

マグニチュード9.0という、地を裂くような、歴史上最も大きな地震に見舞われた日本で、この夏、日本の女子サッカーワールドカップチームは、3.11の災害によって打ちのめされた人々を勇気づけました。
だから私は、今年のスポーツ・イラストレイテッド、スポーツウーマンオブザイヤーとして、このチームをノミネートします。

内陸6マイルまでを押し流した津波に巻き込まれ、25,000もの人々が死亡、あるいは行方不明となって、帰らぬ人となり、放射性物質の飛散による潜在的脅威のため、高まる緊張をほとんど沈静化出来ず、4ヶ月間、破壊のためによろめき続けた日本。
ワールドカップチームの奇跡的な業績は、悲劇以外の理由で、日本に光を当てたのでした。

ワールドカップに参加するとき、日本は感傷的な気分に支配されていました。
そこに至るまでの5つのトーナメントでたった3勝しかしておらず、ワールドカップはおろか、アジアのタイトルも獲得していなかったのです。
しかし、“なでしこ”(美しい花を意味するチームの愛称)は、グループリーグでニュージーランドとメキシコを破り、トーナメントに進出しました。
そして、1回戦でホスト国のドイツと対戦することになったのです。

それはサッカーが、日本にとって付随的なものから、もっとも重要なものに変化した瞬間でした。
ドイツ戦での108分の膠着状態の後、サブの丸山桂里奈は、2度優勝した経験のある前回優勝国を1-0で破る驚きの勝利を成し遂げるゴールを決めました。
勧善懲悪の実例かのように、決勝点は、丸山によって得点されました。
彼女は、大地震で破壊された福島第一原子力発電所で、オペレータを務めていたのです。
彼女のゴールによって、日本はタイトルへの夢を見続けることができ、また母国に大きな希望と幸福をもたらしました。

この番狂わせだけでも、傷ついた国から来た女性たちの、おとぎ話のような結末として申し分ないものでした。
しかし、物語はここで終わりではなかったのです。
衰えることを知らないほどエネルギッシュなスウェーデンに、3対1で勝利した日本は、史上初のワールドカップ決勝にたどりつきました。

しかし、彼女達が決勝で相まみえるチームは、目覚しい成績でトーナメントを勝ち上がってきていました。
アメリカはその能力を発揮しており、しかもトーナメント1ヶ月前の2-0を含む過去25回の対戦で、日本に一度も負けていなかったのです。

決勝は日本時間の早朝4時頃に始まりました。
にもかかわらず、日本中のファンが、その試合を見るために、リビングに、バーに群がりました。
長い4ヶ月の間、市民は、たとえ一瞬だとしても震災以外の話題にできるなにか、気晴らしになるものを得ようと必死でした。

アメリカは2度、リードを奪いました。
しかし日本の信念はずっと変わることはありませんでした。“決してあきらめない”
キャプテン、澤穂希は、彼女のチームの決意と根性が、決して諦めなかったがゆえに生き残ることができた津波の被害にあった人々を勇気づけることを望んでいました。

アメリカのスター選手、アビー・ワンバックは、104分に祖国にとっての2点目を、ヘディングで奪いました。
しかし、澤はその数分後にコーナーキックをそらして同点ゴールを決め、PK戦に持ち込みました。
ゴールキーパー海堀あゆみの見事な2つのセーブによって、DF熊谷紗希がPKのために、12ヤード離れたところにボールを置いた時には、日本は2対1でリードしていました。
彼女は、この一瞬を消化するために間を取り、肩をまわして、ライトを見つめました。

熊谷は6つのステップを踏み、アメリカのゴールキーパー、ホープ・ソロの左上コーナーに落ち着いてボールを蹴り込みました。
熊谷のチームメイトは、信じられない勝利を祝うため、涙と幸福感の溢れたフィールドを疾走しました。その時、日本の市民も通りへ繰り出していました。その通りは、ほんの数ヶ月前、壊れかけたビルやせり上がる洪水から、人々が避難しようとした通りと同じでした。
その勝利がどれほど重大であったかは、ソーシャルメディアサービス「ツイッター」で、気の遠くなるような7,196ものツイートがその1秒間になされたことでもわかります。

ええ、確かにこれはただのスポーツの話です。
しかし、“なでしこ”は、ほんの一瞬でも、国家を悲嘆から引き上げる助けをしました。
他のだれもこの賞にふさわしくありません。

以上引用終わり

私の拙い訳でコラムを台無しにしているかもしれませんが、意味はとって頂けると思います。

このエピソードは、決勝の相手がアメリカであったこと、それが様々な意味で大切でした。
アメリカ代表チームの騎士道精神に溢れた戦いぶりが、“なでしこ”の奮闘も生んだと思います。
改めて、アメリカ代表チームと“なでしこ”にお礼を言いたいと思わせる素晴らしいコラムでした。
本当にありがとう、そして、“決して諦めない”、と言うことを我々は忘れてはいけない。


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なでしこジャパン世界一!

2011年07月18日 12:51

今日は他に書くことないじゃん!

なでしこジャパン、おめでとう!
FIFATOP
FIFATOPページ

2度追いついた、諦めない精神は、まさに「大和魂」。

上の絵でも、試合でも、精神的にも正しく日本の中心にいたのは、澤穂希選手。
男子も含めて日本代表でのゴール数、歴代第一位!

そして、今大会得点王にして、MVP!


澤選手はこれで生ける伝説となった。
sawa

北京オリンピックの時、澤選手が宮間選手に言った言葉
「苦しい時は私の背中を見なさい」
私もずっとその背中を見ていたいです。

ありがとう、なでしこジャパン

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