『このけんか買うしかない』学者vs安倍政権 

2015年06月18日 13:45

20150618このケンカ

「このけんか買うしかない」学者vs安倍政権 日刊スポーツ

 安全保障関連法案に反対する声明に賛同する学者の数が3000人を超えた。

 憲法研究者の「違憲」との指摘をきっかけに広がった動きは、学者の見解を軽視するかのような政治家の発言が出たこともあって、さらにボルテージが上がっている。

 「学者の言うとおりにして平和が守れるかとけんかを売ってきた。このけんかは買うしかない」と山口二郎法政大教授(政治学)が語気を強めた。分野を横断した学者でつくる「安全保障関連法案に反対する学者の会」が15日に東京都内で開いた記者会見。ノーベル賞受賞者の益川敏英氏も呼び掛け人になっている。

 衆院憲法審査会で4日、長谷部恭男早稲田大教授や小林節慶応大名誉教授らが法案を違憲と明言。これを受け、高村正彦自民党副総裁など与党側は「憲法学者の言う通りにしていたら今の自衛隊はなく、日本の平和と安全は絶対守れない」「学者は(憲法条文の)字面に拘泥している」などと発言。これが学者たちを強く刺激している。

 山口氏は会見で「憲法学者が字面に拘泥するのは当たり前。数学者が『1+1=2』にこだわるのと同じだ」「学者は権力を批判することが仕事の一部」と語った。

 青井未帆学習院大教授(憲法学)も「政府がやりたいから(解釈を)変えるということがあっては、憲法が紙切れになってしまう」と強い危機感を表明した。

 15日午後3時時点で2678人だった賛同する学者は、16日午後3時に3476人に。反対の輪は広がっている。

 学者への、政府や自民党の「ご都合主義」的な対応も、不満が高まる大きな要因になっている。

 15日に日本記者クラブなどで会見した長谷部氏は「今の与党議員は(自分たちに)都合が良いことを言ったときは専門家、悪いときは素人と言う」と不快感をあらわに。小林氏も12日に都内であった集会で「私もかつて自民党の会合などに呼ばれたが、結論が合えば『先生、さすがです』。そうでないと『あんたねえ』『政治は現実なんだよ』と言われる」と憤った。(共同)

以上引用終わり

安保闘争のときと似てきたな。
あの時も学生はもちろん、学者や文化人まで日本全体で反対してたもんな。

PKO法案のときもそう、戦争参加法案だとか行ってマスメディアも総出で反対。

その結果今はどうだ?
安保もPKOも殆どの人が賛成してるじゃないか。
評価までしてくれている。

憲法9条を素直に読めば、自衛隊だって違憲に決まってるし、自衛権もない。
だからそう主張するならまだわかる。

いつのまにやら安保もPKOも肯定していながら、これはダメとか、また何年か経ったら集団的自衛権だって認めてんだろうって思われても仕方ない。

政府と喧嘩するのもいいけど、本当に戦わなきゃいけないのは誰なのか、それを考えてみた方がいい。
そして、今自分の意思で反対運動しているつもりのあなた方の資金を裏で誰が流しているか。
戦わなきゃいけない相手と資金供給源は同じ国だ。


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日本人を信用していない護憲派

2015年05月03日 22:24

20150503大江

大江健三郎氏、安倍首相呼び捨て批判「彼が話したことはウソだと思う」 スポーツ報知

 日本国憲法の施行から68年を迎えた3日、各地で憲法記念日にちなんだ集会が開かれた。横浜市の臨港パークで行われた「5・3憲法集会」では、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏(80)らが参加。大江氏は安倍晋三首相を7度も呼び捨てにして「彼がアメリカ両院で話したことはウソだと思う」などと批判した。

 主催者によると、3万人超の聴衆が集まり、大江氏が、ステージに立つと大きな拍手が起こった。大江氏は「理不尽で景気のいい話ではないが」と切り出し、安倍首相が4月29日に米連邦議会の上下両院合同会議で行った演説について「日本が集団自衛権を用いて、世界で起こる戦争に対して軍事的な抵抗をすると、安倍ははっきり言った。しかも、そのためにいくつも法律を作ると言った。しかし、安倍は国会で議員たちにはっきり説明していない。国民の賛同も得ていない」などと批判した。スピーチが熱を帯び「安倍首相」から「安倍」と呼び捨てになっていた。

 続けて「安倍の考え方は世界的な宣伝として成功している。日本でも成功しつつあると思う」と指摘。80歳の大江氏は「こういう大きな集会で話すのは最後になると思うが、私は平和と命の尊厳を基本に日本国憲法を守り、生かします。集団的自衛権の行使に反対し、戦争のためのすべての法制度に反対します」と信条を訴えた。

 大江氏が首相を「安倍」と呼び捨てにしたことについて、関係者は「長い間、いろいろなところで大江さんのスピーチを聞いてきましたが、いつも穏やかで人のことを呼び捨てにしたことはないと思う。相当怒っているのではないでしょうか」と驚いていた。

 集会には、大江氏のほかに法学者の樋口陽一氏、精神科医の香山リカ氏らが参加した。

以上引用終わり

呼び捨てでも何でも好きにすればいいけど、こういう平和を守るために憲法を守るという人達は、日本人を信用していない人だな、と思う。
憲法と言う歯止めがなくなれば、日本人は侵略戦争を起こし人を殺すと思っているわけだから。

世界中のどの国でも誇れない歴史はあるものだが、だからと言って自国の事を全否定する国や人はまあいない。
問題点はあっても自国を信じ、誇りに思っている人々がほとんどだ。

自国を信じることは他国を信じることに繋がる。
自分を信じられない人は相手も信じられないように。

寂しい人達だ。

日本人を信じられないということはつまり自分自身も信用していないということになる。
当人が日本人であればの話だが(笑)


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