今さら大連立

2012年03月17日 18:18

岡田副総理が大連立打診=増税に協力要請、自民は拒否 時事通信

 岡田克也副総理が今月上旬、谷垣禎一自民党総裁に近い同党幹部と会い、消費増税関連法案をはじめとする重要法案成立に協力を求めるとともに、連立政権への参加を打診していたことが分かった。同幹部は申し入れを断った。同党関係者が17日明らかにした。
 関係者によると、岡田氏は野田佳彦首相が月内提出を目指す消費増税法案と、2012年度予算案の歳入の裏付けとなる赤字国債発行に必要な特例公債法案に賛成するよう自民党側に要請。併せて、民主党との大連立も呼び掛けた。しかし、自民党幹部は「民主党政権に利があるだけで、こちらにはない」と拒否したという。 

以下略

以上引用終わり

今さら大連立とはね。

福田総理ー小沢党首の時に、大連立が持ちあがったとき、岡田も含め、小沢以外の民主幹部はみな、大連立に反対した。
あの時の反対はなんだったのか?

あのとき大連立しておけば、あれから4年の国会空転、政治の機能不全は起きなかった。

子ども手当は結局児童手当に戻り、暫定税率はそのまま、消費税は増税、普天間移設は辺野古に戻ろうにも戻れず、どれもこれも、時間を空費しただけで、自民党のやっていたことに戻している。

その上に大連立まで。

民主党が野党時代にやった自民党への嫌がらせも、与党になってからやった政策もみな、全く無意味だったということだ。

岐路に立たされていた日本にとって、大切な幾年かは、もう戻ってこない。

この責任は、民主党に票を投じた国民にあるとしても、やり場のない怒りを感じざるを得ない。
この結果責任をとって、少なくとも民主党幹部は、政界から去るべきだ!

そんなもんでは済まされないくらい、この罪は重い。

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大連立の条件

2011年06月06日 19:15

にわかに大連立の機運が盛り上がってきた。
→ 民・自幹事長 期限つき大連立に前向き 日経
→ 大連立、枝野長官も前向き 時事通信

もともと大連立には賛成なので、大いに進めてもらいたいのだが、条件が幾つかある。

まず、首班は自民党から出すこと。

確かに第1党は民主党だが、民主党は事実上政権を投げ出したようなものだから、野党第1党の自民党から首班を出すのが憲政の常道だ。
なにせ自らの党の代表を、党内で交代させられず、野党の不信任案で追い落とそうとしたのだから、次の総理を出す資格はない。

次に、復興に一定のめどが立ったら解散すること。

圧倒的多数が与党になる国会は決して健全ではない。
長くなれば感覚が麻痺し、国会が議論をする場だということも忘れ去られかねない。

最後に、民主・自民にこだわらず、お互いに切磋琢磨すること。

大連立の利点の一つは、民主党議員に政権運営のやり方を教えられることだ。
本当の意味での2大政党制に進むためにも、議員の質を上げる必要がある。

大連立を組んで、民主党と自民党の議員がいっしょに仕事をすれば、お互いの考え方もよくわかろうし、意気投合することもあるだろう。
これが政界再編の第2幕をあけることになる。

日本の政治が健全化するために避けて通れない道だ。

本来なら福田内閣の時にやっておくべきだったが、遅きに失したとはいえ、やらないよりやったほうがいい。
大震災がきっかけというのがなんとも情け無いが。

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大連立なら首班は…

2011年04月02日 13:00

菅首相退陣なら大連立…自民、指導力を疑問視 読売新聞

 自民党内では、震災の復興局面には「大連立」による政治の安定が必要との意見が強まっている。ただ、谷垣総裁ら執行部は、震災対応で見せた菅首相の指導力を強く疑問視し、大連立に応じるには「菅首相退陣」を条件にする構えだ。


 「我々も(提言)案を取りまとめたり、協力は一生懸命やりたい」

 谷垣氏は1日夕、視察先の岩手県釜石市で、首相からの復興協力の呼びかけに応える姿勢を示したが、言葉少なだった。

 自民党は、原発事故が危機的な状況を脱していないことを考慮し、首相への批判を抑制している。だが、谷垣氏らは「菅氏の独善的な『政治主導』で、首相官邸の機能はめちゃくちゃな状態」として、今の政治体制では長期化する復興には対応できないとの見方を強めている。

 3月19日に谷垣氏が首相の「大連立」提案を即座に拒否した背景にも、「組めないのは民主党政権が理由ではなく、相手が菅首相だから」(谷垣氏周辺)との判断があった。

 ただ、「菅首相以外」との大連立の展望は描けていない。自民党内でも「首相は辞める気がない」との見方が支配的で、古賀誠元幹事長らは菅政権との連立もやむを得ないとの意見だ。

(2011年4月2日06時39分 読売新聞)

以上引用終わり

昔からここに来てくれている人がいたら知っているかもしれないが、私は年季の入った大連立支持派だ(笑)
自民党福田政権時の自民ー民主大連立話の時からだ。

2007年に安倍政権が参院選で敗北して以来、衆参ねじれの状態が生まれ、2009年の衆院選で民主党が勝利してねじれは解消したものの(それでも参院は連立でギリギリ)、2010年の参院選で今度は民主党が敗北し、またねじれ状態となっている。

国会がねじれ状態では物事が進まない。
これが大連立を支持する理由の一つ。

いみじくも小沢民主党代表(当時)が言ったように、民主党には政権担当能力がない。
自民党が主、民主党を従とする大連立を行うことによって、民主党を育て、健全な2大政党制を育成する。
これがもう一つの理由。

現在この国難の時期に再び出てきた“大連立”
周辺状況が非常に厳しくなった今、もはや大連立だけでは日本は救えないと思う…

首班が菅ではもちろんダメだが、谷垣でも荷が重い。
谷垣総裁は能力、見識は悪くないのだが、如何せん“軽い”

国難におけるリーダーは、「能力」+国民に元気と勇気を与えられる「言葉」を持たねばならない。

菅が東日本大震災において何度か会見をしたが、国民に何かを届けられただろうか?
何かを訴えられただろうか?

例えばオバマ大統領の演説を聞けば、日本人でも力を貰えるのだ。
前向きになれるのだ。
そういう「言葉の力」を持ったリーダーが不可欠だ。

日本に一人だけその力を合わせ持った政治家がいる。
麻生太郎その人だ。

平成20年9月29日、麻生総理(当時)の所信表明演説


 この言葉よ、届けと念じます。ともすれば、元気を失いがちなお年寄り、若者、いや全国民の皆さん方のもとに。
 申し上げます。
日本は、強くあらねばなりません。
強い日本とは、難局に臨んで動じず、むしろこれを好機として、一層の飛躍を成し遂げる国であります。
 日本は、明るくなければなりません。
幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、微笑む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。蘇らせなくてはなりません。
 日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落ち着きと希望を。そして子どもたちの未来に、夢を。わたしは、これらをもたらし、盤石のものとすることに本務があると深く肝に銘じ、内閣総理大臣の職務に、一身をなげうって邁進する所存であります。
 わたしは、悲観しません。
 わたしは、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことがありません。
時代は、内外の政治と経済において、その変化に奔流の勢いを呈するが如くであります。しかし、わたしは、変化を乗り切って大きく脱皮する日本人の力を、どこまでも信じて疑いません。
そしてわたしは、決して逃げません。
 わたしは、自由民主党と公明党の連立政権の基盤に立ち、責任と実行力ある政治を行うことを、国民の皆様にお誓いします。


リーマンショックの嵐を乗り切ったこの人に、もう一度任せるしかない。

信じられるリーダーと、不屈の日本国民がいれば必ず日本は蘇る!

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「衆院選後に大連立を」 平沼元経産相

2009年02月25日 07:30

以下産経新聞より引用

「衆院選後に大連立を」 平沼元経産相
2009.2.24 18:59

 平沼赳夫元経済産業相は24日の民放BS番組の収録で、政治体制のあるべき姿について「10年くらい選挙を凍結し、挙国一致内閣をつくり、この難局に立ち向かわないといけない」と述べ、次期衆院選後は自民、民主両党などによる大連立政権をつくるべきだとの考えを示した。


以上引用終わり

おいおい、10年選挙凍結って、任期あるから普通に無理だろ(笑)

まあ言わんとすることはわかるが。

安倍内閣が参院選で敗北して以来1年半、政策実行の速度は異様に遅くなっている。
ただでさえ遅い日本の政治状況であるにもかかわらず、さらに遅くなるとは致命的だ。

まして、100年に1度の危機といわれる中で、このくだらない政争と、揚げ足取りに明け暮れ、対策は遅々として進まない。

この状況を回避するのは自民・民主による大連立しかない。

この先衆議院選がどうなるか分からないが、参議院で単独過半数を取れている党はないわけだから、どっちにしても連立しないとならなくなる。

公明、社民、国民新党などと連立しても、よほど都合のいい結果が衆議院選挙ででないと、安定的な政権にはなりえない。

選挙後、長期安定的な政権を自民・民主で組み、当面の選挙を遠ざけ、議員たちもしっかり腰を据えて、政治に取り組んでもらいたい。

平沼さんこういう趣旨だよね?
そうじゃなかったらやばい発言だよ。大丈夫?

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私欲の前に大義あり

2009年02月08日 22:44

以下産経新聞より引用

衆院選後は「大連立」 中曽根元首相
2009.2.8 11:57

 中曽根康弘元首相は8日午前、フジテレビ「新報道2001」に出演し、衆院選後の見通しについて「政権がひっくり返るか互角になり、どっちの場合にしても大連立になる。そういうふうになると政界再編の芽が出てくる」と述べた。また、町村信孝前官房長官を会長にした町村派の人事は、麻生太郎首相が平成21年度予算関連法案の成立後に内閣改造に踏み切る可能性があるとにらんだ動きだと分析した。

 麻生首相については「攻められても悲観せず、しんが強い。おれはおれの信念でやるとするところが、支持する基本だ」と述べた。ただ、「戦後未曾有の不景気のときに、バリバリとやる政治を見せてほしいのにこたえていない。これからは支持率ではなく、解散・総選挙に勝つかどうかが勝負になる」とも指摘した。


以上引用終わり

大勲位さんお元気ですな。

「政権がひっくり返るか互角になり、どっちの場合にしても大連立になる。そういうふうになると政界再編の芽が出てくる」

互角の時はともかく、ひっくり返ったら大連立は必要なくね?
参議院は野党優勢なのだから。

むしろねじれ状態の今こそ、大連立に一番なりやすい状況だろう。
実際そういった動きは福田政権の時に直前までいった。

それが今なぜできないか。
相互に不信感を持っていることもあるだろうが、政治にとって一番大切なものを、多くの政治家が優先していないからではないだろうか。

政治家だから権力を志向するのは悪くない。
しかし、行動の大前提に「国益」というものがなければ、それは私欲でしかない。
もしそれがあれば、好悪や怨念を超えて国益のために再び手を握ることができるはずだ。

「攻められても悲観せず、しんが強い。おれはおれの信念でやるとするところが、支持する基本だ」

さすがは大勲位。
物がよく見えてらっしゃる。

私欲の前に大義あり、夢想の中で現実を見ることができた最後の総理大臣、中曽根康弘大勲位。
退任から22年近くたつが、今だに後を継ぐ者は現れず・・・か

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