国防軍に変えると周辺国が不安、と朝日新聞

2012年12月01日 15:14

国防軍構想―自衛隊でなぜ悪い 朝日新聞社説

自民党が政権公約で、憲法を改正して自衛隊を「国防軍」に位置づけると明記した。

安倍総裁は「外に向かって軍隊、内に向かって自衛隊。こんな詭弁(きべん)はやめようというのが自民党だ」という。

日本の安全保障政策の根幹に関わる問題であり、強い危惧を感じざるを得ない。

国防軍構想は自民党の4月の憲法改正案に盛り込まれた。

自民党作成のQ&Aによると、改正案では、(1)集団的自衛権行使に関する憲法上の制約をはずす(2)国際平和活動における武力行使を可能にする
(3)軍法会議である「軍事審判所」も置く、などとしている。

単なる名称の変更にとどまらず、「普通の軍隊」に近づけたいということだろう。

だが、自衛隊は憲法9条の平和主義に基づき、専守防衛に徹し、海外での武力行使を禁じるなど、制約された実力組織として内外に広く認知されている。

この制約を取り払えば、国際社会、とりわけ周辺諸国に「軍の復活」と受けとめられ、不信感を抱かせかねない。


さらに、現在の自衛隊のままで、なぜ期待される役割が果たせないのかも疑問だ。

有事対応や抑止力としての機能はもとより、災害救助などを通じて自衛隊は国民の信頼を得ている。東日本大震災での献身的な活動は記憶に新しい。

国連の平和維持活動(PKO)にも積極的に参加し、その仕事ぶりは各国から高く評価されている。

それを、なぜ変える必要があるのか。

以下略

以上引用終わり

国際社会、とりわけ周辺諸国に「軍の復活」と受けとめられ、不信感を抱かせかねない。

と朝日新聞はいうが、現在の状況こそ、不信感を抱かせるものだ。

憲法9条

1、日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2、前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない


「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」
日本語がわかる人なら、現在の日本の状態が、上記条文に矛盾していることを理解できない人はいまい。

自衛権は放棄していないから、自衛隊はいい、という詭弁で、現在の状態が合憲とされている。

しかしそれは、誰も納得しない理屈だ。

戦力を持たないという憲法を持ちながら、世界有数の戦力を保持しているのだから。

交通事故を起こした人が、「もう車は乗りません」、と宣言したのに新車を購入し、他人には「庭で走らせるだけです」と言っているようなもの。

誰が信じるんだ?

それなら、「十分に反省したので、安全運転で車に乗ります」と言ってくれたほうが、周囲も納得するし、安心するだろう。
どうやっても難癖つけてくる2カ国以外は。

国連の平和維持活動(PKO)にも積極的に参加し、その仕事ぶりは各国から高く評価されている。

その通り。
しかし、初めてPKOを派遣するときの、マスコミの反対は物凄かったよね。

国防軍に変えたしばらくしたら、
「国防軍の名称は各国から高く評価されている」って報道するんじゃないの?
もともと自衛隊自体、設立当初は大反対だったしね。

そのそも、自衛隊でも国防軍でも、英語だと
self-defense force
曖昧な日本語と違って、英語では詭弁は通じない。

安倍総裁がやりたいのは、国内向けの意識変革だよ。


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