嘉手納へF22配備に反対するダブルスタンダード

2013年01月14日 12:55

米空軍:嘉手納へF22配備 14日にも12機飛来 毎日新聞
2013年01月12日

 【嘉手納】米空軍は11日(日本時間)、来週半ばにも米軍嘉手納飛行場にステルス戦闘機F22ラプターを配備すると発表した。期間は約4カ月。14日にも12機が飛来する見通し。同基地を抱える沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協、会長・東門美津子沖縄市長)は騒音、悪臭被害に拍車を掛ける。基地機能強化だ」などとして、週明けにも米軍や日本政府に文書で抗議する方向で調整している。

 暫定配備されるのは、米バージニア州ラングレー・ユースティス統合基地の第1戦闘団と州空軍第192戦闘団。米空軍は今回の配備を「太平洋空軍地域安全計画に基づき、西太平洋の米太平洋軍の安全上の責務を果たすため」と説明している。

 F22は低酸素症に似た症状を訴える操縦士が相次ぎ、墜落事故が起きたため飛行を一時停止。米軍はその後、「酸素供給システムを改善し、安全確保した」などとして飛行を再開。嘉手納基地には昨年7月から3カ月間、飛行制限をして暫定配備されており、長期の暫定配備は今回で7回目。

 11月には米フロリダ州ティンダル空軍基地所属のF22が、同基地内で墜落事故を起こしている。野国昌春北谷町長は「東京での要請行動ではオスプレイのみならず、沖縄への過重負担についても取り上げざるを得ない」と話した。當山宏嘉手納町長は「不具合は解消されたのか明らかにされていない。一時的なものでも配備は反対だ」と話した。

(琉球新報)

以上引用終わり

尖閣空域を中国の飛行機がちょろちょろし始めている現在、F22の配備は抑止という意味で非常に心強い。

F22

以前もアメリカ政府が尖閣を安保適用内と明言し、F22に実弾配備したところ、中国は一旦矛を収めている。

 
 → アメリカさん登場でへたれる中国 2012年09月22日

今回もF22の追加配備ということで、中国に強いメッセージとなるだろう。

「騒音、悪臭被害に拍車を掛ける。基地機能強化だ」などとして、週明けにも米軍や日本政府に文書で抗議する方向で調整している。
「不具合は解消されたのか明らかにされていない。一時的なものでも配備は反対だ」

オスプレイにして、今回のF22にしても、不具合不具合というけど、米軍だって乗組員と非常に高価な機体を無駄にしたくはないし、もし墜落事故が起きれば、日米安保が危機に晒されるのだから、安全は十二分に確認して配備するに決まっている。

危険なものを配備するのではないか、と発想するのが良くわからない。

それなら毎日の様にトラブルを起こしている、B787も抗議しろよ。

 13日 → B787 同じ機体でまた燃料漏れ NHK
 11日 → 全日空のB787が宮崎空港で油漏れ 到着後に発見 中日新聞
 11日 → ANA、B787型機で操縦室の窓ガラスにひび ロイター
 8日  → 日航新鋭機が燃料漏れ 出火翌日また 米ボストン 産經新聞
 8日  → 航新鋭機から出火 米ボストンの空港で駐機中 産經新聞

まだB787は、沖縄に旅客機としては飛んでいないが、貨物として就航しているぞ。

早く「不具合が解消されるまで配備は反対!」って抗議しろ。
不具合が問題なんだろう?(笑)


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普天間で迷走する民主

2009年11月01日 14:32

以下読売新聞より引用

普天間県外移設派、名護市長選で民主推薦へ

 米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設受け入れの是非が最大の争点となる来年1月の沖縄県名護市長選で、県外移設を主張する新人の前市教育長・稲嶺進氏(64)(無所属)からの推薦願を受けた民主、社民、国民新党のうち、民主党は31日に推薦決定する。社民、国民新党も前向き。

 自民、公明党が支援し、同市に移設する現計画を条件付きで容認する現職・島袋吉和氏(63)(同)との激戦が予想され、住民投票の様相を呈してきた。

 市長選については、国外、県外移設を模索する鳩山首相が、方針決定の判断材料と位置づけ、米政府も注目。両氏のほか、米国移設を主張する新人の琉球大非常勤講師・比嘉靖氏(65)(同)が共産党推薦で立つ。

 稲嶺氏は、1999年に移設を受け入れ、沖合での建設を求めた岸本建男市長(故人)時代の市幹部。岸本市政の後継として2006年に初当選した島袋氏が沿岸部への変更を認めたため、岸本氏の支援者や親族が反旗を翻して擁立した。

 当初は「現計画反対」にとどめていたが、民主党県連などの働きかけで「県外移設」に踏み込んだ。民主、社民両党は、県外移設では一致する比嘉氏を説得し、「候補の一本化を探る」としている。

 一方、2期目を目指す島袋氏は、従来通り、騒音対策面などから同市のキャンプ・シュワブ沿岸部に建設予定の代替施設の沖合移動を条件に現計画を容認する。

 同一歩調をとる仲井真弘多(ひろかず)知事は、鳩山内閣に対し、「県外がベストだが、普天間の早期返還を考えると現計画が現実的」と主張。ただ、その姿勢も同市の容認が最大のよりどころで、選挙結果次第では方針転換を強いられる可能性もある。

 名護市は97年12月、受け入れの是非を問う市民投票を実施。反対が多数を占めたが、当時の比嘉鉄也市長は辞任と引き換えに受け入れを表明した。その後、3度の市長選で移設が争点となり、市民は二分され続けている。

(2009年10月31日 読売新聞)


以上引用終わり

民主党のやってることはすべからく支離滅裂なのだが、その中でもこの普天間基地移設の迷走ぶりは目を覆いたくなるばかりだ。

日本政府と地元名護・沖縄、アメリカ政府との3者でようやく話がまとまった普天間基地の辺野古沖への移設について、閣僚それぞれがてんでバラバラな発言をして、地元とアメリカ政府を憤慨させている。

もともと民主党のマニフェストには具体的に触れられていない問題だが、従来から県外移設を民主党は主張していた。
ここにきてその主張は、以下のようにバラバラに発信され、相手に真意を訝しがらせるには十分な迷走ぶりだ。

北澤防衛相ー現合意案(辺野古移転)受け入れ
 ソース 普天間移設案 防衛相「公約違反でない」 YAHOOニュース(産経)より

岡田外相ー嘉手納統合案
 ソース 「嘉手納が望ましい」「県外移設考えられぬ」普天間移設先で岡田外相 産経新聞より

鳩山首相ー県外移設?(混乱中)
 ソース 鳩山内閣、普天間めぐり迷走=首相、防衛相発言を否定 時事通信より

そりゃ地元からしたら県外がいいだろう。
しかし、その具体案がどこにあるのだ?
現状の市街地に隣接する普天間をまず動かしたい、という切実な希望を実現するにはやむを得ないとして苦渋の決断をした地元名護の人々を再び振り回して苦しめているだけだ。

「地元の声を」と首相は言うが、過去3度の市長選でいずれも移設容認派が勝利している。
もはや結論は出ているのだ。

にもかかわらず、首相は次回の市長選挙まで結論を待ちたいといってみたり、変えてみたり…

いい加減地元を愚弄するのはやめにしろ!

だいたい地元の意見を聞くはずの市長選挙で、民主党がこのような働きかけをするのはどういう料簡だ?

当初は「現計画反対」にとどめていたが、民主党県連などの働きかけで「県外移設」に踏み込んだ。

これでは民主党の意思は県外移設だと表明しているようなものではないか。

一体どれが方針なんだ?

検討も結構だけども、ここまでの合意に至る議論、検討、忍従、いさかい、妥協、そういった様々な積み重ねをうすっぺらな論拠でないがしろにするのはやめろ!

そんなことだから、地元もアメリカ政府もしびれを切らしているのだ。

普天間移設受け入れ、名護市が撤回を検討 読売新聞より

米が対日政策で異例の協議、「普天間」で焦燥 読売新聞より

このままいったら、何もかもご破算になって、普天間はそのまま、地元とアメリカ政府に不信の種をまいただけという結果に終わるぞ。
さらに米軍再編の一環として海兵隊のグアム移転も含まれてるけどそれも白紙だな。

さすが友愛外交、みんな大喜びw

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