『新聞はまだまだ捨てたものではない!』と必死の西日本新聞

2013年07月30日 21:50

「デジタルか紙か デジタルメディアの行方」 西日本新聞

「デジタルか紙か デジタルメディアの行方」。こんな重いテーマを掲げて、北九州市立大学で講義した。

 担当している西日本新聞経済電子版(qBiz=キュービズ)を創刊した経緯や、新聞業界のデジタル化の対応状況を説明した。講義後、感想文やリポートを受け取ったが、想定外の反応に驚いた。

 受講したのは1年生から4年生までの約130人「デジタルか紙か」と問えば、ほぼ全員が「デジタル」と答えるだろうと思っていたが、多くが未確認のネット情報に振り回された苦い体験などを理由に「紙」を信頼し、その必要性を強調した。

 「デジタルか紙かではなくて、ふと目についた記事を読んで見聞を広められる新聞と、過去や関連する記事を見つけやすいデジタルは両方必要ではないか」。そんな指摘や他社には秘密にしたい提案まで頂き、勉強させてもらった。 (坂田恵紀)

以上引用終わり

「デジタルか紙か」
と聞かれて

「未確認のネット情報に振り回された苦い体験」
という回答をするだろうか?
質問自体が“媒体”の話なのに。

こういう回答をするということは
「新聞を信用しますか、それともネットの書き込みなどの情報を信用しますか」
というような、信用度の質問であったに違いない。

こう聞かれればそりゃ、「紙」を信用する、という人も多いだろう。

新聞などの既存メディアは、多くの人間が関わってそれなりのチェック機能があると考えるのが普通だからだ。
一個人の書き込みよりは安定しているだろう。

しかし、既存メディアが問題なのは、初めから結論ありきでニュースに“色を付け”、ある方向に誘導しようとする「意図」が入ってしまうことだ。

そんなことなら取捨選択は必要でも、生の一個人のツイートのほうが、信用できるのだ。

現にこのコラムだって、新聞はまだまだ捨てたものではない!という誘導が入っている。
約130人に聞いて、何人が紙の必要性を訴えたのか。
その数字こそが報道だろう?
それを明示せずして、「多くが」とか語られても信用出来ないよ。
それがわからないようなら、まだまだ勉強したとはいえないな。


デジタルメディアと日本社会

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